すごいことになってますね、ラグビーワールドカップ。連日テレビで中継しまくり、うちの隣のタイガースファンのおばちゃんは
「最近テレビで全然野球やらへん」
と言っています。
いいじゃん今だけなんだから。
ラグビー日本代表、勝っちゃいましたねアイルランドに。
すっげえことなんですけど、それがどれくらいの大きさかをお話しするにはもう少し時間をいただくとして。今日はその日本対アイルランド戦の日に起きた、週ひが史上に残る出来事についてお話します。
その日、花園ラグビー場で行われた「アルゼンチン対トンガ」を現地で観戦していた、編集長前田。試合終了はだいたい15時40分くらいでした。
場内アナウンスで「てんしばのファンゾーンは入場規制中」と情報が流れ、ざわつく観客たち。そう、多くの人が16時15分から行われる日本代表の対アイルランド戦どこで観戦するか迷っていたのです。
私は「どこかでご飯を食べながらみたいなぁ」とシャトルバスで布施まで行ったのでした。
「クレアホール・ふせ」では、パブリックビューイングを実施していました。サイトやバスのりばでもそれが周知されていたためか、バスに乗っていたアルゼンチン人のグループが私達とともに日本戦を求めて移動。
しかし、当たり前というべきか、会場は満員で僕たちとアルゼンチン人は入れず。失意の国際ラグビーファンでしたが、そこは布施。
「スクリーンのあるいい店があるぜ」
と東大阪の情報サイト編集長が向かったのが、Bar STAX(以下STAX)でした。
STAXは、週刊ひがしおおさかにとって特別な場所です。
サイトを初めて間もない頃、スポーツが地域に及ぼす影響を、編集長前田はSTAX店主の元光さんと語り合っていました。
その後、元光さんとは布施えびすバルなど数々の地域イベントで協力しあう事になります。RWC2019の期間中に実施している「東大阪ラグビーバル」は、その想いを具現化したものでもあります。一緒に飲みに行くことは稀ですが、市の有識者会議で隣同士(50音で「ま」「も」の順)になると、ちょっとホッとしてしまう。そんな関係です。
ラグビーを観ながら、サッカーを観ながら、野球の話をしながら週刊ひがしおおさかの基礎を作った場所がSTAXなのです。
2階にあるお店に入ると、オーナーの元光さんは不在。店長の二飯田(にはんだ)さんがゆっくりしています。バーの開店には早い17時前。
「アルゼンチン人を合わせて、8人おるねんけどいい?」
OKのサインを出してくれた二飯田さんに感謝。アルゼンチン人のみなさんも「Excellent!」とSTAXと週刊ひがしおおさかを讃えてくれます。さらに、着席し試合を観ているとなぜか増える外国人の皆さん。着ているジャージを観るとイングランド、トンガetc。どうやら仲間を呼んでいたようです。「いいバーがあるぞ」って。
日本代表はその後、アイルランド代表を撃破。番狂わせに作られた熱狂の渦が、日本を包んでいます。
日本ラグビーは強くなりました。
アルゼンチン人と多国籍な皆さんは、日本代表を応援していました。田村のキック、松島のラン、トンプソンのタックルに声を上げて楽しんでくれました。
僕たちが、あの日に語り合ったスポーツの可能性が今目の前で実現している。
勝利のあと、STAXから帰っていく多国籍ラグビーファンの皆さん。ビールの支払いは彼らが、つまみの支払いは私達がして即席ラグビーパブは終了。
後日、東大阪の多くの店から「まあまあ外国人来たよ」「お店のテレビでラグビーつけてたら外国人が入ってきたわ」など、うれしい声が聞かれました。
流動性の高い街への転換。そのスタートを切れたんじゃないかと、一人手応えを感じています。次は、ライナーズに人が集まるように。次々と、エンジと紺のジャージを目当てに人が集まって…。
誘致してよかった。やってよかった。
ほんまに、ワールドカップが楽しくて仕方がない!
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