読書できる喜びを!東大阪の図書館が学童保育に本の貸出しを開始
- 2020/3/10
- 八戸ノ里駅, 暮らし
- 学童保育, 留守家庭児童育成クラブ
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新型コロナウイルス感染拡大防止策で、東大阪市内小中学校の休校措置が取られて約1週間。
発令当初、共働きの家庭は子どもの世話をどうしたら良いのか、という問題に直面しました。
そんな家庭を救ったのが「留守家庭児童育成クラブ」(通称学童保育)。
学童保育とは、放課後家に帰っても両親が仕事に出ている家庭を対象として、有料で児童を預かってくれる事業のことを言います。
通常の学童保育は小学1年生〜3年生の低学年が対象で、小学校が休校の日は閉所。しかし今回は緊急時。6年生までの児童を預かり、土曜日も開所することを市が決定しました。
臨時の学童保育が始まり1週間が経ちますが、そろそろ児童たちから、「やることがなくなった」「新しい遊び道具がほしい」と声が聞こえてくる時期です。
そこで立ち上がったのが、現在休館中の東大阪市立図書館。
「子どもたちに少しでも笑顔になってもらいたい」と、今回の企画が実現しました。
市内に3つある図書館を東:四条図書館、中:花園図書館、西:永和図書館と3つにエリア分け。事前に申し込みがあった13のクラブに、該当エリアの図書館から50冊ずつ貸し出されました。
3月6日(金)には、八戸の里小学校「八戸の里こぐまクラブ」へ永和図書館から絵本や小説、紙芝居などが届けられました。
1年生が多いから低学年向けの本を借りたい、絵本を多めにしてほしい、などリクエストもできます。
小学2年生のみのりちゃんは、「ここ(学童保育)に置いてある本はほとんど読み終わったから、新しい本が届いてうれしい。」と話します。
学校が急に休みになって寂しくない?と聞くと
「ここに来たら友だちに会えるから寂しくない。運動場で遊んだりもできるから楽しいです。」と話してくれました。
貸出し期間は3月24日(火)まで。今後も申し出があれば、随時対応しています(一般への貸出しは行っていません)。
週刊ひがしおおさかとお付き合いのある「サンコーインダストリー」さんも、東大阪市内の学童保育にラグビーボールや段ボールキット、ねじの絵本を寄贈しました。
こんな非常事態なときだからこそ、みんなで一致団結して乗り切りましょう。
コロナに負けるな!
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