近畿大学附属高校吹奏楽部が全日本吹奏楽コンクール全国大会(主催・全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社)に初出場します。
同コンクールは日本でも屈指の大会として本年で60回目を迎える伝統のあるもの。関西は吹奏楽のレベルが高く、その中で同校は地区大会では善戦していたものの、全国大会へは今一歩届きませんでした。そこで15年ほど前に指導をしていた小谷康夫氏に顧問の青木良治先生が再登板を依頼、今回の快挙となりました。
同部の最終合同練習を取材しました。
最終調整の合同練習
同校吹奏楽部は部員数70人。大会出場者は55人という大編成となります。
部員を束ねるのは3年生の主将・駒谷早紀さん。「関西大会で金賞を頂いて全国大会へ行けるとなったときは夢のようで信じられませんでした!」と初々しい言葉。しかし、大会への豊富を聞くと「金賞に向けて、一人ひとりに声を掛け、全員が同じ方向を向けるように責任を持ってまとめます」と力強く語ってくれました。
また、2度目の指導となった指揮者の小谷康夫氏は、大阪交響楽団首席ティンパニ奏者で多くの学校も指導するプロフェッショナル。生徒たちに一番注意したことはの問いに「自分の言葉でしゃべること!」と演奏を「しゃべる」という独特の表現で返答。「いくらうまく演奏しようと思っても、まず自分の感性を出さないと良い演奏はできません。それを一番注意しました」とのこと。
指導者の小谷康夫先生
創部以来60年を超える同部。大会へ向けての練習に熱い練習が続きます。
「今年の生徒たちは本当に生き生きと明るく表現できるので、自信を持って臨めます」と小谷氏。大きな期待を持って11月1日を迎えることができるようです。
全国大会初出場での金賞受賞という快挙を成し遂げて欲しいですね。
近畿大学11月小ホールでの合同練習
なお、全日本吹奏楽コンクール高校の部は11月1日、名古屋国際会議場(名古屋市熱田区熱田西町1番1号)で開催されます。
文・写真 山下 伸司 Twitter:@nemasita
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