7月27日、関西ラグビーフットボール協会は2023年度の関西大学リーグの日程を発表しました。東大阪市花園ラグビー場では、9月17日(日)の開幕節に全8チームが集結し4試合を実施。12月2日(土)の最終節(第7節)にも第1および第2グラウンドを使用して4試合と、3ヶ月に渡るリーグ戦はスタートとファイナルが花園で実施されます。

関西大学ラグビーリーグ全カテゴリーの日程はこちら。

1.2023年関西大学ラグビーAリーグの行方
8チームで構成される1回戦総当たりのリーグ戦で、勝点制(勝利4、3トライ差以上の勝利5、7点差以内の敗戦1、引き分け2)にて行われます。

2022年度の星取表　引用：関西ラグビーフットボール協会

7月2日まで開催された春季トーナメントの結果を鑑みると、現状では

優勝候補の京都産業大学
を天理大学が追う展開
ムラっ気のある同志社大学が安定してくれば
優勝争いは混沌としてくるだろう

という予測ができます。

春は圧倒的力の差を見せた京都産業大学

しかし、思わぬことが3ヶ月間で起こるのが関西大学リーグ。夏の過ごし方一つでチームがガラッと変化する事例も珍しくありません。
特に注目は、関西学院大学。春にはU20日本代表に多くの選手を派遣し、全貌が見えにくい戦いをしていました。
他にもポテンシャルの高い近畿大学や、春は試合ごとにパフォーマンスに差があった立命館大学。スタイルを変えつつある関西大学に、留学生頼みのアタックから15人一体になったスタイルへと脱皮しつつある摂南大学など、今年も熾烈な順位争いが期待できるでしょう。

2.関西大学リーグで優勝するとどうなるのか
ラグビーフリークの皆さんには当たり前のことですが、関西での戦い(早い話が大学リーグ)は実は序章。12月から始ま「全国大学ラグビーフットボール選手権大会」で、好成績を残すのが最終的な目標です。お正月に中継しているアレです。
関西からは上位3チームが参加できるので、全国へ出場する3チームの本命は京都産業大学、天理大学、同志社大学。ここにどこが食い入るか。実力が伯仲するリーグの開幕が待ち遠しくあります。

3.週ひがが選ぶ注目のカード
週刊ひがしおおさかがおすすめする観戦プランは、開幕節と最終節は当然注目なのでそれ以外の3開催。

注目1：9月24日(日)@エコパスタジアム
カード　関西学院大学 vs 立命館大学、京都産業大学 vs 摂南大学
静岡県エコパスタジアムでの開催は、昨年に続き2回め。東大阪から静岡日帰り旅行に最適のプランです。
ワールドカップ開催経験のある第1級のスタジアムで、注目は関西学院大学と立命館大学の対戦。2戦目でどんな戦いをするのか。もちろん、京都産業大学の仕上がりと摂南大学のアタックの確認も忘れずに。

昨年度のエコパスタジアムでの開催↓

注目2：11月5日(日)@鶴見緑地球技場
カード　近畿大学 vs 関西大学、同志社大学 vs 天理大学
東大阪から近い鶴見緑地球技場は、秋のサイクリングでの来場をおすすめするプラン。地元の近畿大学が、目の上のタンコブ関西大学と対戦します。2試合目は、優勝を占うであろう同志社大学と天理大学。帰りは週刊ひがしおおさかが大好きなラーメン店「丸っ子」に行ってね。

昨年度の近大vs関大は、近大のベストバウト↓

注目3：11月19日(日)@たけびしスタジアム京都
カード　立命館大学 vs 関西大学、京都産業大学 vs 同志社大学
京都市西部にある、正式名称「西京極陸上競技場」は、阪急沿線。東大阪からなかなか足を伸ばしにくい場所にラグビーをきっかけに訪れちゃおうというプランです。帰りは京都駅経由もいいよね。
そして、2試合目は最終節1歩手前、優勝争い必至の京都産業大学対同志社大学。関西屈指の人気カードなので、会場も熱気に包まれるはず？

昨年度の京産vs同志社は、同志社がギリギリまでリード↓

以上、週ひが的関西大学スケジュール解説でした。
楽しみすぎるね。