ようやく!我が街東大阪に巨大キャンパスを持つ近畿大学が、関西大学ラグビーに帰ってきました。
今シーズンは新型コロナウィルスへの対応もあり、11月7日開幕&変則日程となる関西大学リーグ。10月は参加できるチームで交流試合を無観客で行っています。
近畿大学は調整が最も遅れた組で、10月24日、滋賀県皇子山競技場にて同志社大学と対戦。結果は21-54で敗戦ながら、近大らしいモールと思い切りのいいアタックが見られてちょっとホッとしました。おかえりなさい。
もう一つの「1番遅れていた組」は関西学院大学です。こちらは関西大学との「関関戦」を26-24で制し、順調な滑り出しです。
各チーム、当たり前ですが試合をほとんどしていないので組織的な動きが未成熟。特にディフェンスはまだまだこれからといったところでしょう。
それは選手もよくわかっていて、試合後のキャプテンインタビューでも「ディフェンスが課題」と口を揃えて言います。
10月26日、例年より約1ヶ月遅れて「ムロオ関西大学ラグビーAリーグプレスカンファレンス」が開催されました。これまでは、ホテルや神社に記者を招いて盛大に…といったムードでしたが、今年はリモートに。そこで中尾晃大学リーグ委員長から
「席数を制限した上で有観客試合としてリーグ戦を開催する」と発表されます。
少しずつ元の形に戻り、完全には元どおりにはならない次の形が作られて行く。ラグビーを作るのは、選手であり、チームであり、ファンであり、私たちであることを痛切に感じさせられます。
リーグの概要が説明されたあと、各チームキャプテンが抱負、目標、注目選手などをミーティングアプリ「Zoom」を通じて発表。
続けて記者からの質問に答えていきます。
誰も想定できなかった未曾有の事態ながら、うまくいかないことを乗り越えてスポーツをする意味を模索する。それが学生スポーツに課せられた宿題でしょう。
湿っぽい話ばかりしていても仕方ありません。リーグは少し試合数は少ないながらも行われます。
週刊ひがしおおさかは、いつものように注目チームを紹介し、花園ではやらないけど公式YouTubeチャンネルで東大阪の皆さんが少しでも楽しんでくれるようにがんばります。
で、、、今シーズンの注目はズバリ8チーム全部。4チームずつのリーグに分かれ、3試合を行ったあとに順位決定戦を別リーグ同順位のチームと行う超短期決戦で、しかも全チーム準備不足。過不足を楽しむってのが、学生スポーツを見る側の最大の楽しみだからです。
1.天理大学
関西の雄。強いスクラムを起点に強力なバックスで点をもぎ取るスタイル。交流試合ではらしくない雑さが見え、11月7日までにどこまで修正してくるのか。
注目選手:シオサイア・フィフィタ、山村勝悟、江本洸志
2.同志社大学
関西きっての人気チーム。才能あふれる選手たちが自由奔放に…というイメージとは違い、今年は伊藤新監督のもと早い出足と「体を当てに行くラグビー」が心情です。
注目選手:稲吉渓太、梁本旺義、人羅奎太郎
3.関西学院大学
元NTTドコモで31歳の小樋山新監督のもと、80分間走り続けるオールブラックススタイルのラグビーを目指す。8チーム中最も休止期間が長く、かつての関西王者の仕上がりに注目。
注目選手:竹内海斗、呉嶺太
4.京都産業大学
47年間続いた大西体制を伊藤鐘史新監督が受け継ぐ。スタイルの変化はあるのか、鍛え上げられたスクラムは健在か。
FWが強みとされながら、好成績を上げるときは有力なBKが揃う時に集中している。
注目選手:アサエリ ・ラウシ、ニコラス ・ホフア、城間賢
5.近畿大学
番狂わせを起こす、それが近大。乗り出したら止まらない、やってみなきゃわからない。
ラックからでもモールを組み出す、こだわりは今年も健在か。
注目選手:紙森陽太、宮宗翔
6.立命館大学
昨シーズン、週ひがイチオシでまさかの6位。が、今年も才能あふれるBK陣が揃い上位進出はもちろん優勝も狙える位置につける。持ち味のディフェンスから、トライに結びつけられれば。
注目選手:木田晴斗、江良楓、吉本匠希、百地龍之介
7.摂南大学
リオオリンピックでセブンズ日本代表にオールブラックス撃破の快挙をもたらした瀬川智広新監督が就任。強力な留学生を軸にしたアタックはそのままに、ラグビー偏差値の向上を図る。
注目選手:ヴィリアミ・ツイドラキ、三田村直輝、山田吏樹
8.関西大学
入替戦で大阪体育大学に勝ち昇格してきた関西大学。始動が比較的早く、交流試合も皆勤賞で、タックル、スクラム、モールで強豪を苦しめた。ハードタックルからの切り返しに注目。
注目選手:成宮銀次郎、池畑自恩、朝倉貫太
ちょっとは関西大学リーグに興味が出てきた?YouTubeで配信してるから、たくさん応援来てくださいね。
そのうちライナーズにやってくる選手もたくさんいる。はず!
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