少年の頃の思い出を追いかけてジャレコを探す ピーナッツ・クラブが「JALECO ゲームカセットマスコット」の販売を開始しました
みんな、ジャレコって知ってる?
1973年生の編集長前田は小学6年生のクリスマスに任天堂の「ファミリーコンピュータ(通称:ファミコン)」を購入してもらい、それ以来ゲーム三昧。部活(卓球部)も受験(1浪)もそこそこに、人生をゲーム中心に生きてきました。
そんなファミコン草創期、少年たちを夢中にさせたゲームメーカーに「ジャレコ」っていう会社がありました。
代表作は「忍者じゃじゃ丸くん」とか「シティコネクション」とか。「燃えろプロ野球」が発売されたときは、その無茶苦茶なゲームバランスに、学校でものすごく話題になっていましたっけ。「ヤギ」が謎にめっちゃ足早かったり、「ホーナー」がバントでホームラン打ったりするんだよね。
そんなジャレコのゲームカセット(ファミコンはカセット型のゲームソフトを購入して、本体に差してゲームを起動させた)を再現したカプセルトイ「JALECO ゲームカセットマスコット」が販売された。それも東大阪のアミューズメント向け景品企画会社「株式会社ピーナッツ・クラブ(以下ピーナッツ・クラブ)」から。
と聞いて、いてもたってもいられず取材に行ってきました。
伝説のゲームメーカーのカセットがガチャガチャになる。しかもそれを作ってるのは八戸ノ里の会社だなんて、激アツでしょ?
ピーナッツ・クラブは、クレーンゲームの景品を手掛けて30年以上。そのノウハウを持って、カプセルトイ事業も参入しています。
対応してくださったのは、広報の三上紅美子さん。週刊ひがしおおさかでも何度か記事で紹介した、一点突破の家電メーカー「ライソン株式会社(以下ライソン)」でもあります。実はピーナッツ・クラブとライソンは、グループ会社なのです。
驚いたのが、ディテールの深さ。ロゴの刻印はもちろん、溝、合わせ目、全て当時のまま再現されています。
度肝を抜かれたのは、カセットを本体に差すスロット部の接点。丁寧に作り込んであります。
ファミコン少年涙目。ここまでやるかピーナッツ・クラブ。
もう市場には出回ってるので、こりゃまたガチャコーナーに訪れる日が続きそうです。
ジャレコで散々盛り上がったあとは、同社のオリジナルのカプセルトイシリーズで一番勢いがあるという「うるるんリトルオイスターズ」も見せてもらっちゃいました。
「うるるん」とは、瞳のこと。ウルウルした目を持つ牡蠣です。って、発想がものすごく斜め上。
さらに5月上旬からは、同社の人気カプセルトイ「ぶらぶらりーず ~ゆれるわんこたち~」の再販が決定。こちらは社内の犬好きチームが作成したとあって、無駄とも思える細かなこだわりが。この辺り、ピーナッツ・クラブマインドと言えるのでしょうか。
今やショピングモールや駅、空港など大きな施設にはたくさんのガチャガチャ機を見かけるようになりました。ターゲットは子どものみならず、推し活を中心とした大人の趣味の一環としても捉えられています。
ということで編集長前田はちいかわのバスボール(500円)を。三四郎さんにプレゼントしましたが、写真を撮る前に全て使ってしまったようです。
ハチワレちゃんが出たと言う報告は受けましたが。次は一緒に行こう。東館です。 pic.twitter.com/pazxV3uhwn
— 週刊ひがしおおさか⚡️(第1・3月情報ノーサイド) (@w_higa) December 13, 2023
市場規模は600億円を越えるとも言われ、そのなかで選ばれていくための努力の方向として「こだわり」や「好き」があるのは、たぶんその市場が健全なのです。
ちなみに、取材した4月某日より、筆者は毎日どこかのガチャガチャをのぞいていますが、まだ「ジャレコ」にも「うるるん」にも出会えていません。こんな宝探しにも似た感覚もまた、ガチャガチャの魅力の一つでしょう。
ちなみに僕が1番好きなジャレコのゲームは、エクセリオンです。早く出会いたい。
■ピーナッツ・クラブ株式会社
大阪府東大阪市御厨南2-1-33
TEL 06-6789-1133
FAX 06-6789-6000
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