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まずはスタメンから。
ワールドファイティングブル
1 前川 賢司
2 本多 貴
3 田村 和也
4 マナコ朗仁
5 奥羽 闘力
6 田中 正純
7 舛尾敬一郎
8 ジョージ・スタワーズ
9 李 明根
10 ショーン・ウェブ
11 沼田 邦光
12 中矢 健
13 織田己知範
14 南 繁治
15 由良 康美
リザーブ
16 小倉 正隆
17 島田 啓文
18 イフェレイミ・ラワンガ゙
19 大内 亮助
20 長田 剛
21 竹下 敬介
22 ジョセフ・ヴァカ
近鉄ライナーズ
1 石田 大起
2 重枝 孝二
3 成 昂徳
4 ルーク トンプソン
5 ルアタンギ 侍バツベイ
6 佐藤 幹夫
7 濱里 祐介
8 タウファ 統悦
9 北村 一真
10 重光 泰昌
11 松井 寛将
12 アンドリュー マイレー
13 吉川 修司
14 田中 優介
15 四宮 洋平
リザーブ
16 塩見 圭大
17 浜辺 和
18 イポリト フェヌキタウ
19 大際 隆明
20 金 晶元
21 ジェフリー イエロメ
22 坂本 和城
ライナーズはホンダ戦と全く同じ布陣です。ホンダ戦と同じく、フォワードで陣地を獲ってバックスに走らせる。起点になるのはバツベイの突進と、ルークトンプソンのラインアウト。
この日はかなり無理をして仕事に都合をつけ花園にやってきました。本来なら絶対に仕事をしているべき時間だったのですが、「この試合は絶対に見に行かなければならない」と感じて、色んな人(生徒&バイトさん)に迷惑をかけて花園にやってきたんです。こんな事30半ばのおっさんのすることではないとわかってはいるのですが、スポーツを愛する者が十年に一度込み上げてくるどうしようもない感情でした。
この日はとても風の強い日でした。いつもライナーズの旗を振っているおじさんの旗も最前列で綺麗になびいていました。
スコアボードの旗ももこんな感じで。これは、、、前半風上に立ってリズムに乗って方がいいんじゃないかな?と思ったんですが、、、
、、、風下だ(笑)関係ない関係ない!風なんか関係ない(笑)
また余談ですが、この日も先週のホンダ戦に負けないかそれ以上に観客が多かった(後で2000人に満たないとわかってびっくり)です。そこかしこでお客さん同士が挨拶していたり(会社の仲間=近鉄グループ)、特定選手の名前ばかり連呼&見に行って「元気?」と声をかけたり(選手の家族)する人が相変わらず多いという身内率の高いスタンド風景でしたが、その分熱気は試合前から感じられました。
さて、14時より少し遅れてキックオフ。
キックオフから数分は近鉄がワールド陣内で試合をしていました。しかしすぐに気づかされます。
ワールドの10ショーン・ウェブのキックのすばらしさ。近鉄が一生懸命ボールを持って前へ進めたのにハイパント(高くボールを蹴ること)で陣地を挽回しやがるんですよ!スタイルの違いなんだろうけどなんかむかつく!!
16分ゴール左モールから9北村が飛び込んでトライ!(写真なし)
ゴールも決まって7-0。しかしここからライナーズは攻め込まれます。
ワールド10番ウェブの左展開から左隅に11沼田がトライ・・・と思ったら、思いっきり中央に回り込まれました(笑)
7-7。
さらに前半ロスタイムに入ってからPG(ペナルティーゴール)を決められて7-10・・・。そして前半終了の笛。
大丈夫だ!後半はこっちが風上だぞ!!
後半開始後、ライナーズの動きが堅く自陣で反則を繰り返してしまいます。しかし2本続けて10ウェブがPGをはずします。それでもなかなかリズムに乗れずワールドの攻勢を必死でしのいでいた13分。10ウェブがドロップゴール(ボールが生きている状態で直接キックからゴールを奪う得点)!!
なんだよお前!!o(;△;)o反則だ!ドロップゴールなんて~~~!!
これで7-13。トライとゴールで逆転できる点差ですが、逆に言うとこれ以上離されたくないところ・・・。
しかしここからはライナーズの時間帯でした。フォワードを起点にどんどん前へ出ると、ワールドはたまらず反則を犯します。そして22分と25分にPGを決めて、ついに13-13の同点に追いついたんです!!
ここでワールドも仕掛けてきました。フィジー代表のラワンガが投入されます。2mの巨人。これでラインアウトとボールキープ力は格段にアップ。同点ならリーグ戦一位のワールドが優勝です。ワールドは守り抜く戦い。ライナーズは勝ちに行く戦いが必要なんです。
しかしライナーズの勢いは止まりません。試合が再開されてすぐに8佐藤が会心のチャージ(相手の蹴ったボールを手で防いで前に落とす)!!そのままボールを獲って40mほど走り、9北村に回してゴール左にトライ!!ゴールも決まって17-10!!
もう写真なんか撮っていられません!僕も声の限り「走れ!来てない!走れ!!」と叫んでいました。
後半30分!!あと10分!!スタンドももの凄い歓声です。後で公式発表の観衆が2000人に満たなかったと知り、ちょっとびっくりするくらい大きな歓声が起こったんです。
同じように「あと10分」と選手たちも思ったでしょう。試合再開後大きくワールドに攻め込まれます。さらにライナーズは反則を犯し、ラインアウトからモールを組まれ、一気に押し込まれて侍バツベイの大学時代の先輩4マナコ朗仁にトライを奪われてしまいました。20-20。このとき後半37分。今度はワールド側のスタンドから歓声が起こります。まさに勝ったも同然の大歓声が。
同点じゃダメなんです。2位になって、あと3つ勝たないとトップリーグに行けないんです。しかも最後の一勝はトップリーグ11位のチームとの入れ替え戦なんです。
去年あともう少しのところでトップリーグに昇格できませんでした。後一歩だったのに。ロスタイムに入ったときには勝っていたのに。トップリーグに行くためには、ここでワールドに勝たないと。勝って、チャレンジシリーズでも一位で、自動昇格で上がるんです。日本選手権にも出るんです。絶対に勝つんです。
ここからはライナーズがボールを持って必死に前に出ます。時間はかけていられません。あと3分しかありません。特に後半はほとんど時計が止まる時間が無かったはずですから、ロスタイムも少ないはず。何とか点を取らないと。勝たないと!!
そして試合終了間際。時計の針は40分になろうかとしていた頃です。ライナーズはゴールやや左でPGのチャンスを得ます。普通の状態の重光なら、十分決められる角度と距離。ゆっくりとセットして、構えに入ったとき場内アナウンスが流れます。
「後半のロスタイムは1分です。」
スタンドがどよめきました。恐らく、このプレーが終われば試合は終了するだろうと。
そんな中重光選手の蹴ったボールは低く、ゴールポストの下をくぐってしまいます。
ゴール失敗。ボールを獲ったワールドはボールを外に出してゲームを切りにかかります。ボールを外に出せば、試合が終わる。
しかしここで奇跡が起こります。
なんと、タッチに出したはずのボールがギリギリのところでバウンドしてグランドの内側に入ってきたのです。ボールは繋がっているんです!もう一度チャンスがある!!
ボールをキャッチしてからはもう一度ボールを持って前に出ます。絶対に蹴ることなんてできません。相手にボールがわたったら外に蹴り出されて試合は終わってしまいます。とにかくボールをつないで、前へ、前へ!!
そこでまたワールドの反則。今度は審判がゴール前でのペナルティーキックをを与えます。
さっきのキックよりも、さらに真正面の。
祈るような気持ちでした。ゆっくりと、慎重に重光がセットして・・・
・・・・
決まった!!
ここでノーサイドの笛!
勝った!!ワールドに勝った!!!
勝った!!!優勝だ!!!
うおぉぉぉぉぉぉ!!!かったぁぁぁぁぁぁ!!
生え抜きも移籍組も外人部隊も、、そんなのどうでもいい!勝ったんだよ!!勝ったんだよぉぉぉぉ!!
ありがとう!ありがとう!!
でも、これからが本番ですよ!チャレンジシリーズでも一位を獲って、トップリーグ昇格。そして日本選手権出場!
気を抜かずがんばりましょう!
行くぞトップリーグ!がんばれライナーズ!!
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