待ちに待った第93回全国高校ラグビー大会が12月27日(金)、開幕しました。
今回は、1日目と2日目に行われた、1回戦の模様をお届けします。
1試合目は香川県代表坂出第一対群馬県代表明和県央。結果は0-113で明和県央が圧勝。今大会1試合目の100点ゲームです。
明和県央は序盤から坂出第一を圧倒。前半の前半はFWで、前半の後半からは展開しトライを量産します。

明和県央のアタック。坂出第一は防戦一方。
後半は坂出第一もモールでゴールラインを超えるも、あと一歩のところで明和県央の壁を破ることはできませんでした。

FW、BK関係なくモールに入る坂出第一。
初出場の坂出第一の部員数は18人。部員のほとんどが高校からラグビーを初めており、明和県央との経験値の差がでました。
この経験を糧にして、坂出第一高には次のステップへすすんで欲しいところ。
明和県央対坂出第一と同時刻に第2グランドで行われていた、福井県代表若狭と福島県代表平工業は大接戦となっていました。

前半4分、開始早々のトライをあげる若狭。
前半は若狭のペース。開始早々にトライを上げると、23分には自陣から展開してトライ。12−0。

11絵馬がタックルを振り切り、渾身のトライ
しかし後半は平工がBK展開。速さを活かしたラグビーに持ち込んで、17分、19分に連続トライ。

後半は展開ラグビーにチェンジ。若狭がついてこれません。
12−14とされた若狭。徐々に焦りが見えてくる27分、平工陣内でペナルティを得ます。ベンチから「ショット!ショット!」の声。残り30m、正面より若干右にずれた位置からPGに10小川がチャレンジします。
が、わずかに左へ。
時間はまだある。平工のドロップアウトから再開し、ボールは若狭へ。攻める若狭、守る平工。互いの想いがぶつかる一進一退の攻防のなか、平工はたまらずペナルティ。さっきより少し右。時間は29分。おそらくこれがラストワンプレー。
若狭の選択は、、、ショット。
10小川が時間をかけて、狙いを定めたキックは、、、

大きく右へそれるボール。この瞬間、若狭は敗れた。
右を大きくそれ、試合終了。14対12、平工の勝利。泣き崩れる若狭10小川、歓喜する平工。
最後の最後までわからない、息詰まる熱戦でした。
これこそ、高校ラグビー!
まだまだ1回戦抜粋続きます!
文:前田寛文 @MaechanYK
写真: @mihorobot
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