待ちに待った第93回全国高校ラグビー大会が12月27日(金)、開幕しました。
今回は、3日目(30日)に行われた、2回戦の模様をお届けします。
激戦区京都で伏見工業、京都成章といった強豪を破り、全国出場を果たした京都府代表の桂。
初出場ですが、期待せずにはいられないと「注目校」として週ひが内で取り上げていました。1回戦の岡谷工業戦はなんとか勝利した桂。2回戦は強豪神奈川県代表の桐蔭学園と対戦しましたが、現実はそう甘くなく57−5で完敗でした。

奇抜とも思えるBKの展開で1回戦を勝ち上がった桂
桂はキャプテン8小鉢を中心にFWもBKも区別なく、走り回って得点を上げていくスタイル。ところがこの日は桐蔭学園に自分たちがやりたいラグビーを奪われてしまいました。

高いラインアウト。強豪校はセットプレーの安定感も抜群
前半3分に桐蔭学園がラックから早い展開でトライを上げると、グランドをいっぱいに使ったラグビーで、着々とトライを重ねていき前半23分で24−0。桐蔭がほぼ逆転不可能な点差に持ち込みます。

ディフェンスを軽々突破する縦攻撃
逆に桂の攻撃は桐蔭のプレッシャーに完全に屈服。展開すればするほど後ろに下がります。もちろんプレッシャーを受ければミスも連発。思うようなアタックはさせてもらえません。

足腰の力が桂よりも数段上だった桐蔭学園
前半26分、桂は右隅でトライを取りますが、直後に桐蔭もトライ。

余裕の笑みでタッチ。
後半も開始直後にPGを決められ大切な次の得点は、桐蔭学園のもとへ。その後は堰を切ったように、トライラッシュとなり、57−5。

第二グランドですが、超満員となり大混乱
期待された戦いも、あっけない幕切れとなりました。
文:前田寛文 @MaechanYK
写真: @mihorobot
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