東花園駅から近鉄花園ラグビー場へ向かう一本道通称「スクラムロード」にあるチェリーストーン。毎週お昼ご飯に購入するラグビーファンも多いのではないでしょうか。
トレードマークの白地に緑の看板を横目に入ると、ふわふわの食パン、ボリュームたっぷりの惣菜パンが飛び込んできます。他にもサンドイッチ、もちろんカレーパンなどがひしめく店内。
「やっぱりラグビーの試合がある日は忙しいですね」
と語るのは店長の山崎さん。この日も次から次へと
「クリームパンない?」「食パン切ってもらえるかな?」と沢山のお客さんが押し寄せます。もちろんカレーパン会に登録されている「カレーフライ」と「黒カレーパン」も人気メニュー。花園ラグビー場内で、ちびっ子ラガーがチェリーストーンのカレーパンをほおばる姿も、よく見られます。
1987年山崎さんのお父さんが開業され今年で27年目。ラグビー場の近くを何度か移転しながら今の場所に落ち着いたんだとか。
開業当初からの人気商品の「上食」はシンプルにラッピングされた四角い食パン。ふわふわで焼きたて感がいつまでも残る味には、ラグビー場が改装されてもお店が移転しても「朝はチェリーストーンの食パンでないと」というファンがたくさんいます。赤一色・サクランボのデザインが愛された歴史を感じさせます。
「子どもの頃はそんなにパンが好きではなかった。毎日食べさせられるでしょ(笑)だから店を継ぐ気持ちもなかったんですけどねパン職人になったきっかけも長男だから仕方なく」と笑いながら話す山崎さん。
「でもやってるうちに楽しくなってきまして。美味しそうなパンが焼きあがった時、すごくうれしいんですよ」と楽しそうに、パン作りへの情熱を語ってくれます。
2012年にお父さんからお店を継がれます。それからラインナップに自分の色を出していきます。中でも惣菜パンやフランスパン生地のハード系パンを充実させ、今ではそれぞれの商品に「チェリーストーンじゃなきゃ!」と言うファンがつくほど。近所の方、ラグビーファンの人はもちろんライナーズの選手たちもよく買いにきてくれるんだとか。
家族みんなで、もっともっと愛されるパン屋さんにして行きたいと、将来のお店の展開や新しい商品の夢を店内で楽しそうに山崎さんたちはお話ししてくれます。
「大丈夫ですよ。どうなっても東大阪でお店をしますから(笑)」
よかった!いつまでも、東大阪のパン屋さんと言えば?と聞かれてすぐに連想されるお店でいて欲しいですね。
店舗データ
店名:チェリーストーン
住所:大阪府東大阪市吉田6-6-40
TEL:072-965-3357
公式サイト:なし
定休日:月曜日
営業時間:7:00〜19:00
文・写真:@MaechanYK
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