東大阪市役所の1階ロビーに、目が覚めるような銀色の塊が出現しました。その名も「ねじで作った大阪・関西万博会場ジオラマ」。ボルト、ナット、ワッシャー…現場で見かけるあのパーツで、万博会場をド直球に立体化。遠目に“お、模型かな?”と近づいた瞬間に“え、全部ねじ!?”と二度見しちゃうギャップが襲ってきます。作ったのは東大阪市にでっかい物流センターを持つねじの専門商社「サンコーインダストリー株式会社」。いつものことですが、全力投球でやり切った感がすごい。

万博会場内「WASSE」で“足止め量産”→市役所に凱旋??
このジオラマ、実は7月に万博内で開催された「第3回日本国際芸術祭/大阪・関西万博展」にて出店されたもの。展示場である「WASSE」では、来場者の足を見事に止めまくった話題作です。
ねじを1本も使っていない大屋根リングをねじだけで再現する。という難題に対して、出した答えは
約400種・1600本ものねじを駆使し、大屋根リングや話題のガンダムそして各パビリオンを精密に再現。

という本気っぷり。
表面的なフォルムから細い橋梁、水辺のニュアンスまで、キラッと光るパーツでミッチミチに構築してあります。見る角度によって反射光から表情が変わるのも、金属素材ならではの気持ちよさ。「見逃した勢」にとって市役所ロビーへの設置はまさに救済です。
近づくほど“沼る”ディテール
面白いのは、距離で印象が反転するところ。3メートル離れると会場の俯瞰、1メートルでランドマークの密度、30センチまで寄ると「ナットで樹木」「ボルトでエスカレータ」など、発想の要素が一気に表出。どこを切り取っても“構造と意匠の二重奏”になっていて、脳内に「これ思いついた瞬間、絶対ニヤついたでしょ」という制作時のテンションが伝わってきます。装飾に逃げずねじそのものの形状と規格差でリズムを作っているのが憎い。ネタでは済まない、ものすごい完成度です。

SNS時代の万博は「共有」すること
撮影は大歓迎、スマホでも一眼でもアクションカムでも、周囲に配慮すれば撮影OK。真上からの俯瞰、ローアングルでのリング強調、斜光で反射を遊ばせる——構図をいじるほど“銀の建築写真”みたいに化けます。
そして撮ったら、SNSへ共有する。

“これ全部ねじ”の一文と一緒に投下すれば、タイムラインがざわつくはず。コメントで「どのねじが好きか」「どのパビリオンがエモいか」論争を仕掛けるのも手。リールなら寄りと引きのカットを混ぜて“ねじ→会場”へピント送りする…とか、あーやってみたい。
推しポイント
リングの説得力
曲線をどう金属パーツで滑らかに見せるか——答えは“細かい規格の積層”。視線を滑らせると、サイズ違いのねじがビーズのように連なってリングの陰影を作る。とんでもない粘度の手仕事感。

無限の発見性
見落とし歓迎。2周目、3周目で気づく仕掛けがあるほど“再訪の言い訳”ができて最高。撮り直しが正義の展示です。

アクセス
場所:東大阪市役所 本庁舎 1階ロビー (〒577-8521 大阪府東大阪市荒本北1-1-1)
アクセス:近鉄けいはんな線「荒本」駅から徒歩5分。出口1からでて、西へ約200m。
料金:見学無料(出入り自由)
開庁時間:平日の日中が基本。立ち寄り前に公式情報をご確認ください。
※市役所に用事がなくてもOK。待ち合わせの“時間つぶし”に寄ると、逆につぶし切れない恐れあり。

総括
「ねじ」「ジオラマ」と聞くと“工業的な立体物”というイメージで終了しがちですが、実際に見ると“構造の詩”に変わります。ねじは締結のために存在する——常識を踏まえたうえで、その形状を意匠として使い切ると、ここまで遊べる。WASSEでの評価は正直納得。市役所という超日常の空間に、非日常の錯視を置く。
東大阪に来る予定がある人も、ない人も、予定を作って寄り道してほしい。まずは撮る。上げる。広がる。万博会場に行く前の“予習”としても、行った後の“復習”としても、銀色の万博が、あなたの思い出を手助けするはずです。

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