お固いイメージがあるシンポジウム。しかし、そんな懸念を吹き飛ばす、郷土愛爆発のシンポジウムが5月16日(土)に開催されました。
タイトルは、「地域を元気にするのは私たちだ~郷土愛は地域活性化の源~」。東大阪青年会議所主催の講演会として、布施・リージョンセンター夢広場で行われました。
地域活性化に携わる4名をパネリストに迎え、各々の取り組みについての紹介から始まります。
東大阪市・野田義和市長…言わずと知れた、まちづくりに日々取り組む東大阪市長。
ヴィ・ド・フランス小阪店・大西史祥さん…小阪駅周辺で行われている地域イベント「まちゼミ(※)」会長。
YCひょうたん山・鈴木訓司さん…「防犯フェスティバル」の開催など、新聞販売所を軸に東大阪の防犯活動に尽力。
株式会社KADOKAWA・山田孝一さん…「東大阪・八尾Walker2015」の編集長者。
生まれも育ちも東大阪の野田市長と大西さん。かたや、市外出身の鈴木さんと山田さん。東大阪への「郷土愛」とは何かを、それぞれの視点で見つめます。
<左から野田市長、大西さん。>
・大西(以下敬称略)
「まちゼミ」では、商品ではなく店主を知ってもらうことに重きを置きました。「楽しそうなことをしているな」と思ってもらえるように自分たちがまず楽しんで、店舗同士のつながりができたり…。人同士の信頼関係を結ぶことで、商売ではない地域のつながりを作っていくことができるのではないでしょうか。
(※まちゼミ…店主が先生となり、受講者へ生活に役立つ情報や知って得する技をレクチャーする地域イベント)
・鈴木
新聞販売をするにあたり、まずは「地域に根付かねば」と思いました。そんな中、全国的な流れもあり、防犯活動に積極的に取り組むようになりました。あたりまえのことをあたりまえにしていただけです。地域に受け入れてもらいたいという思いが、地域貢献になったのでしょう。
・山田
初めて東大阪に来た時、知らないおばちゃんがいきなり話しかけてくる土地柄にカルチャーショックを受けました(笑)が、今では第2の地元だと思っています。
「Walker」を作る際、地元の方が無償で情報提供してくださいました。それもうれしそうに教えてくださるんです。「郷土愛」がないとできないですよね。思い入れや熱が伝わってくるので、郷土愛のある方と仕事をするのは楽しいです。
・野田
東大阪の良さは『ちゃんこ鍋』のようなところ。いろんな具材をどんどんほりこんでいって、ごった煮のおいしい出汁が出ています。多様性ある土地や人の個性が混ざり合い、いい味を出している。そういった魅力ある郷土を守り、その道のプロと連携してレベルアップしていくことが大事です。
<左から、鈴木さん、山田さん。>
4名に共通するのは「郷土愛」を地域活性化に活かすこと。
「地域を通して何かしたい」という原動力が形に。それぞれの思いがそれぞれの形で生まれるって、なんだかイイ!多様な地域活性の形を再確認したシンポジウムとなりました。
■地域を元気にするのは私たちだ~郷土愛は地域活性化の源~
日時:5月16日(土)15:00~16:50
場所:リージョンセンター夢広場(東大阪市長堂1-8-37 ヴェルノール布施5F)
主催:一般社団法人東大阪青年会議所
後援:東大阪市
<パネリスト>
野田義和氏(東大阪市長)
大西史祥氏(ヴィ・ド・フランス小阪店)
鈴木訓司氏(YCひょうたん山)
山田孝一氏(株式会社KADOKAWA)
<コーディネーター>
初谷勇氏(大阪商業大学総合経営学部、同大学院 地域政策学研究科教授)
<テーマ>
地域を元気にするのは私たちだ~郷土愛は地域活性化の源~
文・写真:@mihorobot
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