「昔はラグビーにすごい数の観客が入ってさ」
とは、40代以上のラグビーファンの口癖。
国立競技場を満員にしたあの早明戦、神戸製鋼・ウィリアムスの逆転トライ、打倒神戸製鋼に燃えるワールド。今でも脳裏に焼き付いています。
6月14日(日)、神戸ユニバー記念競技場にて開催された「兵庫県フェニックスラグビーフェスティバル」では、そんな懐かしい熱い気持ちを思い出させる対戦が実現しました。神戸製鋼OB対ワールドOB。集まったのは、1990年代を中心に、両チームで活躍した面々。
ラグビーが最も輝きを放っていたあの頃の面影を残す選手たちに、スタンドからは当時に負けない歓声が上がります。
神戸製鋼がクイックハンズで攻め、ワールドがしっかりディフェンスする。いつか見た光景が、少しスローテンポに繰り広げられる中、結果は24−17で神戸製鋼の勝利。試合後の記念撮影では、選手全員の笑顔が弾ける好ゲームとなりました。
最大の見せ場は、神戸製鋼・平尾剛のこのプレー。
なんと、ディフェンスの裏へキックで攻め、トライを奪いました。
阪神・淡路大震災20年チャリティーマッチとして開かれたこの試合。神戸製鋼OBのキャプテンを務めた、元日本代表の林敏之さんは「震災20年の節目にはじめて開催されたOB戦。意味があると思う」と、こちらも終始笑顔。
ラグビーが再び輝くために、必要不可欠である往年の名選手たちの力。キックオフとなったこの日から、2019年、そしてその先へ向け、新たな熱い戦いが始まりました。
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