<東大阪スイーツ図鑑 #35> 〜シフォンケーキ一筋の専門店!直径14㎝のワケ〜
ふわっふわのシフォンケーキが食べたいなら、東大阪・菱屋西の「ランコントフ」は外せません。東大阪一、いや日本で一番シフォンに情熱をそそぐ専門店を調査してきました。
■とにかくふわふわ
一見、シンプルな見た目のシフォンケーキ。しかし、スッとフォークを刺して口へ運ぶと…。「これがしっとりふわふわということか!」と思わず唸る、ベスト・オブ・しっとりふわふわ。おいしい。口の中が幸せです。
あまりのふわふわ具合に、出てきた言葉は単刀直入に「なんでこんなにふわふわなんですか?」
「ベーキングパウダーは一切使わず、メレンゲをしっかりたてるからです」と店主の村上さん。独自のレシピでメレンゲのたて方と粉の混ぜ方を工夫して、ふわふわの食感を産み出しているのです。
■直径14㎝にこだわる理由
ショーケースを見てみると、ふと疑問が。同じ形・大きさがずら~り。サイズは直径14㎝のホール1種類のみです。ハーフサイズやカットしたものって、ないのかな?と首をかしげていると…「ホールの方が、しっとり感が長続きするんです。2~3人で食べるおやつに、ちょうどいいでしょ?」と村上さん。
1種類だけですが、決して手を抜いているのではありません。この14㎝が、みんなで分けて食べるのにベストなサイズだったのです。
■シフォン一筋15年
「専門店を開きたくて」と15年前に創業。当初はほかのケーキも扱っていましたが、現在はシフォン一本でお店を切り盛りします。
「シフォンのいいところは、どんな食材でも合うところ」と村上さん。イチゴや抹茶といった定番から、ガナッシュチョコレートや蜂蜜レモン、ラムレーズンなど常に15~16種類は焼き続けています。
新素材の探求にも熱心で、これまでにワインや枝豆などを試したことも。ちなみに失敗作はワサビ。ピリッとした辛さがまったく出なかったのだとか。
こんなにこだわりがあるのだから、価格はけっこうなものなのでは…と思うなかれ。どの商品も1ホール650円とリーズナブルです。
「いい品質のものを、適正価格で提供しているだけですよ」」と話す村上さんが、シフォンの神様に見えてきました。
シフォンの神様が産み出した14㎝のふわふわシフォン。まずはプレーンをホールでいかが?
■ランコントフ
住所:大阪府東大阪市菱屋西1-6-33
TEL:06-6727-1761
営業時間:9:00~20:00
定休日:水
駐車場:なし
アクセス:近鉄大阪線長瀬駅から北へ徒歩7分/近鉄奈良線小阪駅から南へ徒歩13分
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