2020年9月20日(日)JFL(日本フットボールリーグ)第21節が行われ、FC大阪はアウェイで東京武蔵野シティFC(以下、武蔵野)と対戦しました。
結果は1-2で敗戦。順位を1つ下げ、現在は5位につけています。
19節、ホーム・花園でヴィアティン三重に敗れ、今季初黒星。
前節では、4年連続優勝を果たしているHonda FCを苦しめましたが、1-1の引き分けでした。
それでも、絶対王者に果敢に攻め続け、「今年絶対にJ3リーグに行くんだ」と全員から闘志を感じました。
ただ今日の試合では、前節の勢いそのままに、とはいきませんでした。
前半はFC大阪ペース。相手にボールを回されても、素早いプレスからボールを奪い、シュートまで持ち込むシーンが多く見られます。細かいパスで武蔵野を翻弄し、圧倒的に支配していました。
しかし、ゴールのわずか横を抜けたり、キーパーの正面をつくなど、なかなか優位に立つことはできません。
スコアレスのまま前半を終えるかと思われた45分。思わぬ形で失点してしまいます。
「力を入れて守備の練習をしていた」(キャプテン・岩本知幸)と話すロングスローから。
武蔵野のMF池田直樹はロングスローが持ち味。そこから失点しないようにと、警戒していたプレーでした。
FC大阪側のゴールラインから約5mの武蔵野のスローイング。池田のロングスローはペナルティーエリア内まで届きます。このボールを競り合った際に、ボールがわずかに頭に当たりコースが変化。
相手のマークについていたFC大阪の選手の肩に当たり、不運な形で先制点を許してしまいます。
前半はこのまま0-1で終了。
「点を取りにいくために、高さを出したかった」と塚原真也監督。
MF前田悠斗に代え、ヘディングに強いFW横野純貴を後半開始から投入します。
ボールを奪ったあと、細かくパスを繋いで武蔵野を崩していた前半。後半は奪ったらすぐにロングボールをゴール前に送ります。
後半14分、横野がヘディングシュートを打つも、ゴールポスト直撃。
ゴール前までは攻め込むも、なかなか同点に追いつくことができません。
攻めあぐむ後半16分、武蔵野のカウンターにあいます。
左サイドを攻め込まれ、ペナルティーエリア内に侵入を許し、シュートを打たれます。
一度はGK永井文也が弾きますが、そのこぼれ球をMF金井洵樹(武蔵野)に決められてしまい、0-2に。
「徐々に対応されてしまった」(塚原監督)と、ロングボールに武蔵野のDFがうまく対応し、なかなかシュートまで持ち込めません。
さらに、早く1点を返したい焦りからか、FC大阪のDFにミスが出て、GKと1対1になるシーンがあるなど、相手に決定機を作らせてしまいます。
0-2のまま迎えた後半アディショナルタイム(5分)。
DF附木雄也からゴール前にロングボール。これをゴール前で競り勝った横野がMF朴利基へヘディングでパス。
そのまま朴がダイレクトで押し込み、ついに1点を返します(45分+3分)。
残り時間も追加点を狙いましたが、時すでに遅し。1-2で敗れ今季2敗めとなりました。
前半の攻めから「点を奪うために」と後半あえて戦術を変えた塚原監督。
「勝つためには現状維持ではダメ」という勝ちにこだわる姿勢を見せましたが、勝利にはつながりませんでした。
今季は新型コロナウイルスの影響で15試合しかありません。例年とは1試合の持つ重みが違います。ここまで6試合終え、3勝2敗1分勝点10で5位。
先日、J3ライセンスを取得しました。本来なら平均観客動員数2000人という大きな壁がありますが、今年はありません。成績さえ残せばJ3リーグに上がれるのです。ただし、4位以内に入らなければ参入できないので、これ以上負けることはできません。
次節は同じくJリーグ入りを目指すいわきFCとアウェイで対戦します。もう負けは許されない、絶対に勝ってくれ!
インタビュー動画版
■FC大阪公式ホームページ:FC大阪公式ウェブサイト
■公式記録:JFL公式
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