2020年9月24日(木)、関西ラグビーフットボール協会はオンラインで会見を開き、今年度の関西大学ラグビーAリーグのレギュレーションを発表しました。

会見はZoomで。左から萩本光威会長、今年から関西ラグビー協会のマスコットになったラビグー、中尾晃大学リーグ委員長。画面下は取材中のミホロボット先輩。

例年であれば8チーム総当たりのリーグ戦を開催。
しかし今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、通常どおりとはいきません。

今のところ、大学選手権は開催予定。関西からは3チームの出場枠があります。
「遅くとも12月6日までには出場校を決定しなくてはならない。そうしたことから、10月の開幕を約4週間遅らせて、11月7日から12月7日までの期間、8チームを半分の4チームに分けて3試合分を行う。最後に順位決定戦を行います」と中尾晃大学リーグ委員長。

当初の予定では10月10日に開幕予定で調整されてきました。
しかし、コロナウイルス感染防止により練習の制限をしていた天理大学と関西学院大学が開幕に間に合わない事態が発生。
練習再開には日本協会のガイドラインがあり、全体練習を再開するまでに1ヶ月程度かかります。
天理大学は9月10日から再開されましたが、関西学院大学はまだ全体練習ができていません。

今年5連覇がかかる天理大学。昨季は大学選手権でもベスト4に。

また9月には、1チームでも棄権が出た場合はリーグが不成立との方針を取っていました。
2校が開幕までに間に合わないので、「今年度のリーグ戦は中止なのでは」との噂まで流れました。

それでも、「何とか違った形でリーグを開催できないか」と、リーグ委員会を重ね、今回のレギュレーションが決定。

昨日の会見で発表されたことは
・11月7日開幕
・8チームをOdd(奇数)・Even(偶数)の2つのリーグに分けて、予選を行う
・予選後、Odd・Evenで同順位のチーム同士で順位決定戦
・入れ替え戦はなし
・有観客にするかは現在協議中

公式戦扱いなので、もちろん優勝回数なども加算。1位〜3位までのチームは、大学選手権に出場します。
ただし、今年は各チームの練習確保時間が異なるため、入れ替え戦は実施されません。
「コロナの関係でコンディションがそれぞれ違う。チームがマイナスの評価を受けるようなことはやめようという判断に至った」と中尾委員長。

いつもとはレギュレーションが異なりますが、大学ラグビーがある日常が戻ってきます。
今年は思い描いていたような練習や合宿、試合はできていないはず。
ですが、リーグ戦がついに開幕します。学生たちには今まで我慢していた分を思いっきりグラウンドで暴れ回ってほしい。
関西を盛り上げろ、大学生ラガーマン！

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