FC大阪、0-4で敗北しアウェイ2試合で計9失点 J3参入に向け残り4試合は守備の改善が急務
何をやっているんだよ、アウェイ2試合で合計9失点。J3リーグ参入がますます遠ざかってしまった…。
2020年11月1日(日)、JFL(日本フットボールリーグ)第26節が行われ、FC大阪はアウェイでソニー仙台FC(以下、ソニー)と対戦しました。結果は0-4で敗北し、前節に続き大量失点。順位も8位と、J3参入に向けいよいよ追い込まれてしまいました。
J3に参入するには、4位以内に入ることが必須。その中でJリーグ百年構想クラブを持っている上位2チームが上がることができます。
現在4位以内のチームで百年構想を持っているのは、3位のテゲバジャーロ宮崎のみ。4位に食い込むことができれば、参入圏内です。
そしてこの日対戦したソニーは現在4位で、試合前のFC大阪との勝点差は5。少しでも差を縮めるために勝利しておきたい一戦でした。
前節の鈴鹿ポイントゲッターズ戦で、今シーズン最多失点を食らったFC大阪。
ここまでキャプテンマークを巻いてきたのはDF岩本知幸でしたが、FW川西誠にゲームキャプテンを託します。
「最近流れが良くなかったので、変化をつけるために。岩本と話し合って決めました」。(塚原真也監督)
「FWでも、より守備意識を持ってほしい」という意図から、川西に。
前半の立ち上がりは悪くはありません。開始早々の前半6分にはMF舘野俊祐のセンタリングから、ゴール前でフリーになっていたFW横野純貴がヘディングシュート。惜しくもゴール右に逸れてしまいましたが、前半一番の決定機でした。
さらに後半3分にも、舘野のミドルシュートがバーに跳ね返り、詰めていたFW川西誠がヘディングシュートしますが、こちらもバーに跳ね返されてしまいます。
得点が入ってもおかしくないチャンスで決めきることができず、流れはソニーへ。前半はコーナーキック(CK)からの1失点でしのぎましたが、後半はCKから1失点、流れの中から2失点で計4失点しました。
少ないチャンスを確実に決めきったソニー、逃してしまったFC大阪。前節の鈴鹿ポイントゲッターズ戦と同じような展開でした。
変化をつけて臨んだ試合でしたが、何も変わらず。結局、前節での失敗を繰り返してしまいました。
ソニーは前節まで5連勝と勢いに乗っているチーム。その勢いのままに、試合をコントロールされました。
負けてしまったことで、4位(Honda FC)との勝点差は6に。
FC大阪がJ3に参入するには、残り4試合を全勝することがマストになるでしょう。
全勝するために今のFC大阪に必要なことは、失点しないこと。
「この2試合の失点はDFだけの責任ではない。球際を拾うところや球際で負けないことを全体で改善していきます」。(塚原監督)
前節はDFメンバーが違う中戦って、5失点。今節では、ほとんどの試合で左サイドバックを勤める附木雄也が戻ってきました。しかしながら4失点。ということはメンバーの問題ではありません。
競り合いではほとんど勝っていました。その後のボールを拾われ、カウンターに。塚原監督の言う「球際で負けないこと」ができていませんでした。このまま負けが続くと、最下位の可能性だってあります。
今までなら「まだ何試合ある」と言えていましたが、あと4試合しかありません。
もう一度、今年のテーマである「堅守速攻」を思い出してほしい。今のFC大阪は真反対のサッカーをしている印象で、相手チームにそれをされています。
総得点19は3位。得点を取る力は間違いなくあります。
「先制点を取ったら乗っていけるチーム」。(川西)
今シーズン先制点を挙げて、負けているのは1試合だけ。先制点を取って、無失点で切り抜ける守備力をこの1週間で磨いてもらいましょう。
まだJ3参入の可能性が0になったわけではありません。最後に笑って終われるように、残り4試合を戦ってくれ。
次節は11月8日(土)、アウェイ4連戦ラストとなるラインメール青森戦。J3参入の可能性を残すためにも必勝だ!
インタビュー動画版
■FC大阪公式ホームページ:FC大阪公式ウェブサイト
■公式記録:JFL公式
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