FC大阪、3得点奪うも守備が崩壊し今季最多の5失点 J3リーグ参入に向け、まさに土俵際
- 2020/10/24
- スポーツ
- AGF鈴鹿陸上競技場, FC大阪, JFL, サッカー, 鈴鹿ポイントゲッターズ
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うーん…、今日の試合は守備に精彩を欠いてしまった。
2020年10月24日(土)、JFL(日本フットボールリーグ)第25節が行われ、FC大阪はアウェイで鈴鹿ポイントゲッターズ(以下、鈴鹿)と対戦しました。
結果は3-5で敗戦。シュートはFC大阪が6本に対して、鈴鹿は7本。互いに少ないチャンスを活かしましたが、FC大阪が点を取っても取り返されて、離されてしまう。苦しい展開でした。
前節を終えて、勝点14で5位につけているFC大阪。
J3リーグ参入には4位以内に必ず入らないといけないため、今日の試合は必ず勝利が求められていました。
先制したのはFC大阪。
前半4分、左サイドでボールを持つFW川西誠から、逆サイドのMF水野匠弥へロングパス。水野はドリブルでペナルティエリアに侵入し、自らシュート。一度は相手GKに弾かれますが、こぼれ球をFW横野純貴がゴール前にいた相手2人の隙間を通し、先制します。
なおも試合を支配するFC大阪でしたが、この試合はディフェンスがいつものようにうまくいきません。
全試合左サイドバックに入っていた附木雄也がケガでベンチ外。
連携がうまくいかず、簡単にシュートを打たせてしまいます。
1点リードで迎えた前半13分。カウンターから右サイドを突破され、グラウンダーのセンタリングを通されます。攻撃のために上がっていたディフェンス陣が戻りきれず、ゴール前でフリーになっていたMF佐藤和馬(鈴鹿)に決められ同点に。
さらに、前半30分。同じような形で右サイドを突破され、再び佐藤に決められてしまい、1-2と逆転を許します。
「相手の方がセカンドボールの対応が早く、ゴール前の選手の数が多かった。そこから失点につながってしまいました」と塚原真也監督。
FC大阪が攻めに人数をかけているため、カウンターで数的優位を作られ、余っている選手に決められる。もったいない2失点でした。
このまま前半は1点ビハインドで折り返し。
後半最初の得点もFC大阪でした。
後半8分、MF町田蘭次郎からMF前田悠斗へスルーパス。前田がセンタリングを上げ、ゴール前にいた川西がヘディングで押し込みます。
後半すぐに2-2の同点に。
しかしその3分後、またもやカウンターから失点し、再びリードを許してしまいます。
この試合、得点こそ奪えなかったものの、新戦力のMF大山武蔵が躍動。
後半15分、右サイドでパスを受けた大山は相手を2人交わし、一度横野に預けて、再び大山が受けます。このままドリブルでペナルティエリアに侵入し、相手を交わしたところを倒され、PKを獲得します。
しかし、惜しくも相手GKに取られてしまい、チャンスを活かすことができません。
逆に、コーナーキックから失点(後半19分)し、リードを2点に広げられてしまいます。
諦めないFC大阪は後半22分、川西の技ありシュートで1点差に詰め寄るも、またしても鈴鹿に追加点を献上(3-5)し、万事休す。
今季最多失点で試合終了となりました。
J3参入に向けて何がなんでも勝利が必要であった今節。前節まで2節連続での無失点であったディフェンス陣でしたが、あきらかにこの試合は違いました。今までならフリーでシュートを打たすことはほとんどなく、スライディングしてでもブロックすることも。
得点後すぐに失点してしまうということを繰り返してしまったことが、今節の敗因でしょう。
それでも、新戦力・大山の活躍やFW陣が3得点とポジティブに捉えられる部分もありました。
残るは5試合。これまでは、「まだ1試合くらいは負けても」と言えていましたが、いよいよ土俵際に立たされてしまいました。
得点を取る力はあるのですから、しっかりとディフェンスを修正して、次節のソニー仙台FC戦に備えてもらいましょう。
次節は11月1日(日)みやぎ生協めぐみ野サッカー場・Bグラウンド(アウェイ)で、ソニー仙台FCと対戦します。ソニーは現在3位。上位の相手ですが、必ず勝利を!
FC大阪の現在の順位は5位です。
インタビュー動画版
近日公開します。
■FC大阪公式ホームページ:FC大阪公式ウェブサイト
■公式記録:JFL公式
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