こんにちは、ホッケー梶間です。
ソフトな剣で叩き合う競技、スポーツチャンバラ。競技年齢は幼稚園児から70代以上と幅広く、25カ国以上でプレーされています。年齢や性別は関係なく、誰もがハンデ無しで一緒に楽しめるスポーツ。世界選手権だってあります。
最近行われたのは2019年に東京で開催された、第44回スポーツチャンバラ世界選手権大会(※1)。
※1・・・2020年の第45回大会は、新型コロナウイルス感染防止のため中止。
東大阪に練習場を置く、蒼龍館東大阪クラブ。所属する2人が世界大会で優勝し、1人が準優勝しました。2021年1月5日、野田義和東大阪市長に結果を報告しました。
河内唯成さん 長剣フリー 1〜2級の部 優勝
木岡夢結さん レディース楯小太刀の部 優勝
木岡昌義さん 楯長剣 1〜2級の部 準優勝
スポーツチャンバラには、長剣フリー、楯小太刀、楯長剣など、15の部があります。細かく知りたい人は、スポーツチャンバラの公式ホームページをご覧ください。
蒼龍館東大阪クラブには現在、約30人が所属。3人以外にも数々の世界チャンピオンが誕生しています。
イズミヤ若江岩田店の5階を練習場としていた同クラブ。現在はイズミヤの閉店にともない、岩田西小学校の体育館や岩田自治会館で練習しています。
ん、ちょっと待てよ。河内さん、どこかで見たことがあるぞ…!
実は5年前に、編集長前田が取材していました。
そのときに、館長の山本美樹先生から「この子逸材なので、ぜひ写真を」と、小学4年生の河内さんを撮影していました。
このときのことを編集長に聞いてみると、「元気な子やったでぇ。剣でビシバシ叩かれたもん(笑)」と言っていました。
でも5年の月日が経つと、やはり人は変わります。今日の印象は、どちらかといえばもの静か。
「スポーツチャンバラは3歳から始めました。なんの隔たりもなく、誰でも簡単にできるところが魅力。チャンピオンになったときは、本当に自分が?と思いました」と、受け答えもバッチリ。
始めたきっかけは、「シンケンジャー(戦隊モノ)を見て剣が好きになったから」と言います。
河内さんが優勝した長剣フリーの部は、約100cmの長剣を使用。両手もしくは片手で剣を持ち、先に相手の体のどこかに当てたら勝利となります。
野田市長からの「将来の夢は?」の問いには、「学校の先生になりたいです。スポーツチャンバラを下の学年の子たちに教えていくうちに、教えることが楽しくなった。国語が得意なので、国語の先生」と将来の夢まで持っています。
最後に野田市長は、「誰でも簡単にできるかもしれないけど、ここまでの結果を出すのは簡単じゃない。努力を積み重ねた結果。ぜひ、次の大会も頑張ってください」と、激励を送りました。
あのとき取材した子が、大きくなって世界チャンピオンになったって聞くと、めちゃくちゃうれしい。今度は、試合の取材にも行ってみたいな。河内さんが連覇する姿をこの目に焼き付けたい。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。