2021年9月5日(日)、今季でのJリーグ参入を目指すJFL所属のF.C.大阪は、ホーム・東大阪市花園ラグビー場第2グラウンドにてHondaFCと対戦しました。
試合開始前の順位はF.C.大阪が8位、HondaFCが2位。リーグ後半戦ここまで2試合を終えて、東京武蔵野ユナイテッドFCに0-2、FC刈谷に0-0と、勝利がないF.C.大阪。今節はJFL絶対王者のHondaFC相手ですが、前半戦で対戦したときには、アウェイで2-0と勝利を収めています。
今シーズン、ホーム・花園では未勝利。なんとかホームタウンのファンの前で勝利を収めたい一戦です。
試合はHondaFCボールでキックオフ。
序盤から細かいパスで崩してくるHondaFCに対して、カウンターから攻撃のチャンスを伺うF.C.大阪。チャンスを多く作るのはHondaFCでした。しかし、GK田中大貴のナイスセーブや体を張ったディフェンスでピンチを脱します。

今シーズン途中加入のMF日髙慶太。フリーキックのキッカーを務め、チャンスを作りました。
F.C.大阪はフリーキックからチャンスを作りますが、前半は互いに無得点。
すると、後半試合は動きます。
後半7分、MF大山武蔵のセンタリングからゴール前で相手DFとMF木匠貴大が競り合って、そのこぼれ球をMF和田幸之佑がシュート。これが決まってF.C.大阪が先制します。
その後もピンチは続くものの、なんとか耐えるF.C.大阪。
しかし後半40分、一瞬の隙をつかれ、HondaFC・DF八戸雄太に同点ゴールを許します。
このまま引き分けで試合終了かと思われた後半アディショナルタイム。コーナーキックからのこぼれ球をHondaFC・FW児玉怜音に決められてしまい、逆転されてしまいます。
その後は同点に追いつくチャンスもなく、試合終了。1-2で逆転負けを喫しました。
残り5分まではリードしていた展開。絶対王者相手にあと少しで勝利だっただけに、もったいない敗戦となりました。この結果により勝点は27のままで9位。次節は9月11日、松江市営陸上競技場にて現在8位の松江シティFCと対戦します。
Jリーグへ向けて、次節以降も必勝の試合が続きます。
ホッケー梶間的戦評
ほぼHondaFCに攻められ続ける展開。試合全体で21本のシュートを打たれました。
前半はHondaFCの拙攻にも助けられ、無失点。
しかしF.C.大阪もHondaFCのうまい守備に阻まれ、なかなかシュートまで持っていけません。
後半7分、大山のセンタリングに相手DFに競り勝つ形で木匠がヘディングシュート。バーに当たるも和田が押し込み先制します。その後も追加点を狙って攻めるがパスミスなどで繋げない状況。HondaFCにボールを回されるシーンが目立ち始めます。
なんとかしのいでいましたが、後半40分にHondaFCのセンタリングにゴール前で競り負けてヘディングを決められ同点に。この失点がこたえたのか、さらにその後も攻められるシーンが多くなります。
アディショナルタイムにコーナーキックを献上。一度はクリアするもHondaFCにカットされ、角度のない位置からシュートを決められ1-2に。残り3分あるもほぼHondaにパスを回されて、痛い敗戦となりました。
90分を通して、クリアしたボールがHondaFCに渡るケースが多く見られました。そこからHondaFCの速い攻撃に四苦八苦しています。時間を経て、ついていけなくなったことが敗因でしょう。
戦後に監督もコメントしていましたが、リードした展開での終盤選手交代をうまくしていれば結果は変わったかもしれません。
メンバーを固定できていないので難しいところですが、勝ちパターンを続けていけないのが苦戦の原因です。またF.C.大阪の戦い方が周知されていて、相手が相当に対策していると思われます。F.C.大阪も次節はそれを上回る対策を期待しましょう。
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