…どこかで会ったことありますか?
初めて入った店で、初めて食べた味。それなのに、昔からの友達のような親しい気持ちになるのはなぜなのか。
9月10日、瓢箪山・南四条にラーメン店「豚らぁめんのはざまくん」がオープンしました。
ラーメン大好き小池さん、意識高すぎ高杉くん…みたいに、なんとなく語感が良くて言いたくなる店舗名。
そのせいだろうか?「おー、はざまくんじゃん」と言いそうになるのは。
まあ、とりあえず一杯。
スタンダードは「豚ラーメン」(800円)。豚骨ベースの醤油です。
チャーシュー、白ネギ、たまねぎ、コーン、フライドオニオンがのっかり、あぁもうお腹が空いてきた。
一口すすると安心する、ぼくらの大好きな豚骨醤油。
刻んだ玉ねぎやコーンってお箸でちょっと食べにくいですが、それが狙い。
「蓮華ですくって、スープと一緒に味わってもらいたいからです」と話すのは、店主の硲さん。
漢字、なんて読むか分からなかったでしょ?そう、彼こそが「硲(はざま)くん」です。
「ずっとラーメン屋で働いていて、個人店として独立しました。風雲亭のグループだったんです」
…何!?
風雲亭、ラーメンあっぱれ、恵比寿家…どれかひとつでも聞いたことがある人は挙手。
そうです、東大阪にも店舗を構える有名チェーン店。
「南上小阪のあっぱれにいたこともあります。ええと、確か3〜4年前くらい」って、硲さん…もしかして、知ってる。
週刊ひがしおおさかで2017年に「ラーメンあっぱれ」を取材した際、がっつり写真に写っていました。
道理でなんか知ってると思った。
そういえば、風雲亭やあっぱれも豚骨がベース。
硲さんはそのノウハウを学び、今につなげています。
「豚骨って、めっちゃしんどいんですよ。」とスープ作りの辛さを笑い話にしながらも、鍛えた味に自信をもつ硲さん。
豚骨は8〜9時間炊き、10分に1回は鍋の底が焦げないようにグルグル回し、週に2回は徹夜。それを1人でこなすものだから、体力勝負です。ひええ。
でも、そうして生まれたスープはやっぱりおいしい。
あぁおいしかった。
ところで、店舗があるのは瓢箪山の南の住宅街。幹線道路もなければ、駅近でもない。なんでこんなところに…?
「幹線道路は店舗が大きくないと難しいですし、ガンガンお客さんを回さなきゃいけません。それとは真逆で、近くに住む人たちにゆっくり食べてもらいたくて」。
はじめましてなのに親近感があるのは、裏打ちされた豚骨スープと「はざまくん」の人柄か。
僕らのともだち、親愛なるはざまくん。ラーメン食べに行ってみて。
■豚らぁめんのはざまくん
住所:〒579-8054 大阪府東大阪市南四条町9-6
営業時間:12:00〜15:00、18:00〜23:00
定休日:水曜日
電話番号:非公開
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