【試合結果】F.C.大阪、1ヶ月前からの作戦が実りJ3参入へ可能性残す 高知ユナイテッドSCに1-0で勝利し、約6ヶ月ぶりの連勝
2021年11月3日(水・祝)、今季でのJ3リーグ参入を目指すJFL所属のF.C.大阪(6位)は、アウェイ・高知県立春野総合運動公園陸上競技場で高知ユナイテッドSC(13位)と対戦しました。
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前節の鈴鹿ポイントゲッターズ戦から中3日で迎えた3連戦の2試合目。
試合後に高知の西村昭宏監督が「F.C.大阪のメンバーがかなり変わっていて、攻撃が読めなかった」と振り返ったように、F.C.大阪は前節のスタメンからGK安田惟太郎、MF町田蘭次郎以外の9選手を入れ替えて臨みます。
序盤は、高知に攻め込まれる展開。しかし、シュートを打たせる前にボールを奪い、決定機を作らせません。
一方のF.C.大阪はサイドからチャンスを作りますが、ラストパスが合わなかったり、センタリングが大きくなってしまったりとなかなかシュートが打てず、前半はF.C.大阪のシュート1本のみで折り返し。
後半は前半とうってかわり、ゴール前まで攻め込まれるシーンが多くなります。それでもGK安田惟太郎のファインセーブや相手のシュートミスにも助けられ、なんとか耐え凌ぎます。
すると後半22分、DF橋本侑紀からのパスを受けたMF澁谷雅也が中盤からドリブル。相手を抜いてペナルティエリア付近まで運んでシュート。相手に当たりながらもゴール右隅に決まって、F.C.大阪が先制します。
その後も攻められる展開ですが、メンバー交代をしながらこの1点を守り切りました。4月に行われた第4節・5節以来の連勝で、J3リーグ参入に向け望みをつなぎました。
11勝8分8敗で現在の順位は7位です。また、Jリーグ百年構想クラブを持つ4位・ヴェルスパ大分も勝利したため、勝点差に変動はありません。
今日の勝利はF.C.大阪の作戦勝ち。というのも、この第28・29・30節はどのチームも1週間で3試合と過密日程です。F.C.大阪は今日の試合のために、平野将弘ヘッドコーチをはじめコーチ陣が塚原真也監督にメンバーを変えて挑むことを提案。
塚原監督は「今日の勝利はコーチと分析担当の努力」と評価します。
F.C.大阪にはJFLでは最多の41選手が所属。ただ多いというわけではなく選手層も厚いのです。チーム内で3チームに分けて、トレーニングマッチを組み、今日のために準備をしてきました。これは後半の得点シーンに大きく影響。
高知は前節からほとんどメンバーを変えずに臨み、時間が進むに連れて疲れが見え始めます。それまではF.C.大阪の攻撃を抑えていましたが、一瞬の隙をみせてしまい、あの得点シーンに。
まさに、チーム全員でもぎ取った勝点3でしょう。
次節は11月7日(日)、アウェイ・新青森県総合運動公園球技場にて、ラインメール青森(9位)と対戦します。
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