東大阪市をホームタウンとするFC大阪。2023年9月9日(土)、明治安田生命J3リーグ第26節が行われ、アウェイ・いわぎんスタジアムにていわてグルージャ盛岡(以下、いわて)と対戦し、3-0で勝利を収めました。

今季からJ3に参入したFC大阪。いわては昨季までJ2で戦っていて、リーグ戦前半に花園で対戦した際には0-3で敗戦と、力差を見せつけられました。

2023.03.21

花園劇場開演！FC大阪0-3でバチボコ負けても、ゲームは自分たちで盛り上げる。牽引役は島田拓海

今シーズンからJ3に参入したFC大阪。 アウェイでの2戦を終え、3月18日(土)いよいよホーム開幕戦を迎えました。 満を持してつけられたキャッチコピーは「花園劇場開演」。 花園を劇場に見たて、スタンディングオーベー...

シーズンが進むに連れ、11試合負けなし(5勝6分)などFC大阪も力をつけていき、失点数はリーグ最少の19。志垣良監督は、「木匠貴大の成長とともにチームが成長している」と話します。

今季から指揮を執っている志垣監督。※今節の写真がなかったため、前節のもの。 写真提供：FC大阪

木匠はFC大阪一筋8年目で、チーム一の熱男。彼が得点を挙げると勢いが出てきます。しかし、今季序盤は「まだJ3レベルではない」と途中からの出場やベンチにも入れない試合も。
それでも第16節のガイナーレ鳥取戦でJ初得点を挙げると、後半戦はほとんどの試合でゲームキャプテンを任されています。

岩手まで駆けつけたサポーターの声援に応える木匠(右端)。 写真提供：FC大阪

前節の花園での松本山雅FCでは圧巻の2得点を挙げると、このいわて戦でも躍動。前半10分、コート中央でボールを受けると、相手GKが少し前に出ていたのを見逃さずゴールまで約30mの位置からロングシュートを打ちます。これが左上に決まって、2試合連続でのゴールに。

この得点で主導権を握ったFC大阪は相手にボールを持たせつつ、ショートカウンターからさらなる追加点を目指します。前半はこのまま1-0で終了。
後半もピンチになる場面はありましたがGK永井建成のファインセーブ等もあり、得点を与えません。

次に試合が動いたのは後半22分。左サイドからMF利根瑠偉のセンタリングにゴール前でFW田中直基が合わせて追加点を奪います。
さらに後半41分、得意のセットプレー(コーナーキック)からDF舘野俊祐がヘディングでダメ押しゴール。
花園で0-3で敗れたいわてに、3-0とやり返しました。

得点を決め、チームメートとよろこぶ舘野。 写真提供：FC大阪

この勝利でJ2昇格圏内の2位(2位までがJ2に自動昇格)に浮上。少し気が早いですが、1シーズンでJ3からJ2に昇格すれば史上2チーム目(1チーム目は昨季のいわきFC)となります。
リーグ前半戦で敗れたアスルクラロ沼津、松本山雅FC、いわてと強敵をどんどん撃破。課題だった得点力もここ3試合で8得点と、成果が見られているように感じます。FC大阪の快進撃はどこまで続くのか。今後も目が離せません。

岩手まで駆けつけたサポーターと勝利を分かち合う選手たち。 写真提供：FC大阪

次節は9月17日(日)。アウェイ・富山県総合運動公園陸上競技場にて4位のカターレ富山と対戦します。14時キックオフ。次の試合は、久々にアウェイの取材に行きます！

この試合のハイライトはこちら↓

また、スクラムロードにあるラーメン店「ら〜めん豚郎」にて、サポーターさんたちが集まる様子をライブ配信しました。こちらも良かったら見てください。特に得点シーンはかなり盛り上がっています。