【FC大阪】FW田中が有言実行の得点を挙げるも、終盤に追いつかれてFC岐阜と引き分け MF木匠は9月の月間MVP獲得
東大阪市をホームタウンとするFC大阪。2023年10月15日(日)、明治安田生命J3リーグ第31節が行われ、ホーム・東大阪市花園ラグビー場にてFC岐阜と対戦し、1-1の引き分けでした。
直近4試合で勝利がないFC大阪。今季は残り8試合で、目標のJ2リーグ昇格を果たすためにはこれ以上上位と離されるわけにはいきません。この試合ではチーム内で得点トップのFW古川大悟(8ゴール)とFW島田拓海(6ゴール)を2トップに起用。
前節の試合では、守備の連携ミスから鹿児島ユナイテッドFCに今季最多タイの3失点を喫し敗戦しました。
「古川と島田は2人ともパワーがあってゲームを作ることができる。前線から粘り強い守備を意識して起用しました」と志垣良監督。
その古川と島田を中心に前から積極的にプレスをかけてボールを追いかけますが、FC岐阜に攻め込まれる時間が続きなかなかチャンスを作ることができず、前半のシュートは0本でした。
一方の守備ではGKの永井建成が前節の悔しさを晴らすように好セーブを連発。前半を0-0で折り返します。
後半もカウンターからの攻撃がメインになりますが、前半よりはチャンスを多く作れるように。スコアが動いたのは後半15分でした。
ハーフウェイライン付近で相手パスをカットすると一気に前線へ。古川が左サイドで相手DFとの1対1で振り切るとゴール前にセンタリングを上げます。
このボールをゴール前に走り込んできたFW田中直基が頭で合わせて、FC大阪が先制。ゴール直後、田中はゴール裏のサポーターの下に一直線に走り、喜びを分かち合います。
普段はあまり感情を表に出さない田中。この理由を試合後に聞いてみると、「この試合は水色一色プロジェクトとして、ゴール裏無料デーになっていたんです。その告知のために街でチラシ配布をしたんですが、配布をサポーターさんが手伝ってくださって。子どもたちもたくさん観に来てくれていたし恩返ししたいなと思って、ゴールを決めたら行くと決めていたんです」と田中。有言実行のゴールとなりました。
この得点で勢いに乗っていきたいFC大阪でしたが防戦は変わらず。それでも粘り強い守備でなんとか無失点で切り抜けます。しかし、1-0で迎えた後半43分でした。右サイドからのセンタリングにFW田中順也(岐阜)に頭で合わせられて同点に追いつかれてしまいます。
FC岐阜の猛攻をずっと凌いできていた中で、終盤にまさかの同点弾。「ゴール前に守備の人数は揃っていましたが、相手のほうが上手かった。得点が入る直前にDFの数を増やそうと選手交代を考えていたんですが、それが遅くなってしまい失点に繋がった。私のミスです」と志垣監督。
その後はお互いに得点が入らず。試合を通してFC大阪はシュート4本、FC岐阜は13本と終始攻められている内容でしたが、1-1の引き分けとなりました。
上位チームが敗れたため差は大きく広がってはいませんが順位は7位に後退。J2昇格ラインまでは勝点差6となっています。
次節は10月22日(日)、アウェイ・長野Uスタジアムにて15位のAC長野パルセイロと対戦します。13:00キックオフです。今季は残り7試合。
この試合のハイライトはこちら↓
なお、10月17日(火)に9月度「2023明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP」が発表されました。各月のJリーグにおいて最も活躍した選手が表彰されます。J1、J2もそれぞれ発表されていますが、J3部門でFC大阪のMF木匠貴大が選出。月間4ゴール(J3最多)が評価され、FC大阪からは初選出となりました。
明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP🏆
【9月度】明治安田生命J3リーグ
木匠 貴大 選手(FC大阪)月間4得点の躍動!#木匠貴大 選手のプレーをまとめました✨@FCosakaOfficial
受賞コメント・総評⏬https://t.co/OMG3ZuKe8V pic.twitter.com/ZqKzEKJI8r— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) October 17, 2023
受賞理由や受賞コメントはこちらから。
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