11月11日(土)花園がライナーズで盛り上がる中、週刊ひがしおおさかのホッケー梶間は岡山へ。事前記事でお知らせしたように、第60回全国大学ラグビーフットボール選手権東海・北陸・中国・四国地区代表決定戦のライブ配信をしに行ってきました。ここを制した大学が大学選手権本戦に出場します。
対戦カードはIPU・環太平洋大学 対 中京大学
週刊ひがしおおさかはここ数年毎回この決定戦を配信。昨年はIPU・環太平洋大学(以下、環太平洋大学)が朝日大学に勝利し、大学選手権初出場を果たしました。歴史的瞬間に立ち会ったのですが、今年もドラマティックな結末に。10-29で中京大学が勝利し、21世紀になって初の大学選手権をもぎ取ったのです。
2大会連続での大学選手権出場を狙う中国・四国地区代表の環太平洋大学と、1998年以来25大会ぶりの出場を狙う東海・北陸地区代表中京大学。例年であれば東海・北陸地区代表は朝日大学となることが多いのですが、今季は東海学生Aリーグに出場せず。優勝した中京大学がこの座を勝ち取りました。
スタンドには地元開催とあって環太平洋大学は大所帯で応援に。大盛りあがりのスタンドから、選手を後押しします。映像を見てもらえば伝わるはず。
「相手どうこうよりも自分たちにフォーカスして、優勝することだけを考えてリーグ戦を戦ってきました」と、話すのは中京大学の13谷中廉キャプテン。
中本光彦監督は「この試合はスクラムがキーになると思っていました。そのためこの1週間は特にスクラムに力を入れて練習してきました」と話したように、スクラムは終始中京大学が優勢に。
しかし、前半ゲームの主導権を握ったのは環太平洋大学でした。スクラムでの劣勢やペナルティがやや目立ちながらも、前半9分に10前坂梨空のPGで先制。その後もディフェンスでなんとか耐えて前半24分、11片山瑠のトライで10-0とリードを広げます。その後は両校攻め手に欠け、10-0のまま試合は折り返し。
「環太平洋大学さんがうちのことをかなり分析していて、前半、ラインアウトでかなりミスしてしまいました。改めてサインの確認やサインを変更し、後半に入りました」と中本監督。
すると中京大学の後半のラインアウトが安定。前半からスクラムでは圧倒していたため、ゲームの流れは中京大学に傾き始めます。後半12分、谷中のトライで7点を返すと、後半23分には10稲田鎮のトライで14-10とついに逆転。
スタジアムは環太平洋大学の声援が多数の中、中京大学の応援団も最高潮の盛り上がりに。その声に押されるように、後半31分に14黒木和志のトライと37分にPGを決めて27-10と試合を決定づけました。
環太平洋大学もトライまであと少しというところまで攻め込みますが、敵陣でペナルティを犯してしまい、後半はノートライに。最後に中京大学が1トライを挙げ、29-10で勝利し、25大会ぶり15回目の大学選手権出場を決めました。
1回戦は11月19日(日)。北海道・東北地区代表の八戸学院大学と対戦します。このまま中京大学を追いかけたいところですが、本戦は放映権の関係で週ひがでは配信できません。
例年通り、今年のライブ配信同時視聴数も1000人近くに。大盛況のうちに終えることができ、ご視聴&スーパーチャット感謝です。来年も配信したいな。
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