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- ライナーズ逆転勝利!20-18でNTTコム制す いざトーナメント戦へ!
トップリーグもいよいよ最終節。前節、東芝に12-58で大敗し、リーグ5位となった近鉄ライナーズ。4位以上で争うトーナメント・「LIXIL CUP2016」に進出するには、最終戦での勝利が必須条件です。
そんな手に汗握る緊張と興奮の第7節が、12月26日(土)パロマ瑞穂ラグビー場にて行われました。
対戦相手は4位のNTTコミュニケーションズ。日本代表のアマナキ・レレィ・マフィや昨シーズンに大活躍したヤンチースなど、強豪外国人選手がそろっています。
ライナーズは、デアリエンディは怪我の影響で姿が見えませんが、東芝戦で欠場していたトンプソン、重光、スピースが復帰。さらに、東芝戦でトライをあげたテイラーもリザーブに入り、ほぼベストメンバーで挑みます。
NTTコムのキックで試合開始。ライナーズが風上です。
序盤からマイボールラインアウトでのミスやスクラムでのコラプシングが続き、鈍い動きのライナーズ。7分には4トンプソンが負傷退場し、不穏な空気が漂います。ペナルティから得たPGも失敗し、先制点は得られません。
両者ミスが目立つ中、17分、相手陣22m付近中央やや右で、今度はNTTコムがホールディング。またもPGのチャンスが到来します。今度は外すまいと10重光が確実に成功させ、3-0に。
このPGを起爆剤に勢いに乗りたいところ。しかし、ミスを修正できず、23分、28分と2連続でトライを奪われてしまいます。3-12と離され、焦るライナーズ。
なかなかアタックの機会がもてないライナーズでしたが、34分、NTTコムがノックオン。相手陣22m付近、マイボールスクラムでスタートすると、9金、10重光へとつなげます。その内へ走りこんできた15高にボールが渡ると、ディフェンスをかわして抜け、中央やや右に本日初トライ!Gも決まり、10-12に差を縮めます。
やった!ようやく1トライ!と喜んでいるのもつかの間。直後にまたしてもペナルティを犯し、PGを許します。風を味方につけることもできず、10-15で前半が終了。
重い流れを断ち切りたいところですが、後半は風下。15高のキックでスタートです。
1分、相手陣へ攻め込むものの前半と同じくペナルティを頻発するライナーズ。PGも決められ10-18と、1トライ1ゴールで追いつけない点差に。
流れを変えるべく、8分、交代で入ったのは22森田と23テイラー。そこから徐々に相手陣でプレーする時間が長くなり、セットプレーも修正。ライナーズの反撃が始まります。
24分、敵陣22m内中央やや右で、プレッシャーに耐えかねたNTTコムがオフサイド。10重光がPGを成功させ、13-18に迫ると、会場のホルテージは一気に上昇します。
PGと声援で勢いをつけたライナーズ。30分、NTTコムのノックオンから相手陣22m内でのマイボールのスクラムを得ると、果敢なアタックでフェーズを重ねます。ゴール前の密集から9金、10重光、15高と流れるように右へ展開。一番外にいた23テイラーがディフェンスされると、オフロードで15高へ返し、右隅に鮮やかなトライ!18-18、同点に。
そして、難しい角度のGも決まり20-18。ついに逆転です。
このまま最後まで走りきりたい、残り時間わずかの38分。ライナーズは、ハーフウェイライン付近のスクラムで痛恨のペナルティ。NTTコムにPGのチャンスを与えてしまいます。
PGを狙うのは蹴るのは15小倉です。会場にいる全員が息を呑んで見守る中、蹴ったボールは僅かに右へそれ失敗。
ホッと胸をなでおろすも、どんどん前へ出てくるNTTコム。最後の2分は、ディフェンスで我慢、我慢…!
そして、ついに笛の音が響き渡ります。激闘の末、20-18でライナーズが逆転勝利をつかみました。
「前半動きが鈍かったが、後半は自分たちの動きを変えるところからスタートしました。最後は本当に…ラグビーでした」と感無量の前田監督。
この勝利により、リーグ戦3位に食いこんだライナーズ。上位トーナメント進出が確定しました。
【週ひがMVP】重光泰昌選手
最終戦のMVPを飾るのは、10重光選手。勢いをつけるきっかけになったPG、逆転コンバージョンキックを決めました。
「チャンスの少ないゲームで、後半ディフェンスをしっかりしてなんとか勝てました。次からトーナメントなので、引き締めてやっていきたいと思います!」と次節に向けて意気込みを語ってくれました。
残すはトーナメント「LIXIL CUP2016」。1月9日(土)パロマ瑞穂ラグビー場にて、神戸製鋼との対戦でスタートです。
まだまだこれからが本番。さらなる高みを目指して、GO!ライナーズ!
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