2月7日(日)、毎年恒例となった「第62回枚岡公園クロスカントリー競走大会」が枚岡公園で行われました。
「寒かったもんね。でも生駒山と言えど、雪は積もっていたの?」
と思った読者諸君。それはノルディックスキーのクロスカントリーです。枚岡公園で行われるのは、陸上競技のクロスカントリー。
参加者は東大阪内外の中学校、高校の陸上部や、昨今のマラソンブームで一般参加者も増加中。なかには和歌山から来ている人もいるんだとか。今年の申込者総数も647人と、ここ数年顕著な増加傾向にあるとのことです。
スタート位置近くにある平地で、参加者が集まって開会式。小阪中学校2年生の天野康平さんが選手宣誓を行うと、参加者は各々の準備に。
クロスカントリーとは「野山を駆け巡る」という意味。枚岡公園の急勾配を利用した5km、3km、2kmを学年やカテゴリに合わせて走ります。
「長くても5kmなの?学生の時に走ったよ。」
と侮るなかれ、急斜面で知られる生駒山(西側)。参加者は皆「どこよりもきつい難コース」と口を揃えるのです。
競技は、コース幅も狭いため、カテゴリごとに時間をずらして発走します。まずは、高校生男子・成人男子(30才以上)5kmから開始。スタート直後の急斜面を一気に登る、まさに難コース。
その後、高校男子・成人男子(30才未満)5km、中学生男子2・3年3km、と次々とスタートするのです。
様々な年齢層のランナーが行き交い、タイムを狙う者、完走を目標にする者などが入り乱れて競うのです。
もっとも好タイムが期待された、高校男子・成人男子(30才未満)5kmを1位で入線したのは、西田佑樹さん。
「ここのコースはやっぱりキツイです。」と、達成感と爽快感を滲ませつつ、大粒の汗を流しながら応えてくれました。大阪経済大学の3年生です。3年連続の参加だとか。さすが、爽やか。
30才以上も頑張ります。昨年に続いて2回目の出場という、松崎康裕(34)さんは豊中市から。
「ハーフやフル(マラソン)も走りますが、ここの5kmのほうがしんどいですね。」とゴール後に語ります。
地元のランナーも負けていません。岩本孝(47)さんは、東大阪市日下町にお住いです。
「14年連続で出てます。やっぱりここはゼーゼーハーハー言えるのでいいですね。」
・・・すいません。私にはその良さはまだ理解できないです。
ともあれ、完走者が見せる達成感に満ちた表情が印象的。そして「きつかった!」と口にしながら、仲間たちと感想戦を繰り広げます。
東大阪の地的特徴を最大限に利用した難コースは、多くのランナーを魅了しているよう。東大阪ならではの、東大阪でしかできない、伝統ある大会。来年は、出てみたくなったでしょ?さあ、明日からトレーニングだね!
■第62回枚岡公園クロスカントリー競走大会
日時:2016年2月7日(日) 開会式 11:40〜
場所:枚岡公園 東大阪市東豊浦町12−12
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