日本代表、規律を保てずに10分間の空白を生み敗戦
- 2016/6/19
- ラグビー
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6月18日(土)、愛知県豊田スタジアムにて、日本代表対スコットランド代表のテストマッチが行われました。スコットランドは昨年のワールドカップイングランド大会で日本が唯一負けた相手。リベンジを期し、昨年10月以来のベストメンバーで挑んだ試合、結果は13-26。完敗ながら、日本代表の進化を感じられた戦いでした。
24,000人を超えるファンがスタンドを埋める中、国歌斉唱。日本代表のジャージを着た観客もともに歌います。
キックオフはスコットランド。切り返しはうまく前に出て、日本代表も悪くない立ち上がりです。しかし、先制したのはスコットランド代表でした。自陣でのペナルティーからしっかりGを決められ0-3とされます。このペナルティーの多さが、今日の試合の行方を決めるポイントになりました。
日本代表もすぐに反撃します。中盤でペナルティーキックを得ると、速攻。日本の宝、8マフィがゲインすると9茂野がパスアウトしたボールを10田村が2堀江へとつなぎ、トライ。Gも成功し7-3とします。
ところが時間が経つれ、ペナルティーの多さが目立ちます。
19分、23分と着実にPGで加点され7-9とされたあと、28分に田村が残り48mのロングPGを成功させると大歓声。10-9と再び逆転します。
しかし、ここからが今日の日本代表のよくないところが出てきます。
まず、6ツイがモールでのオフサイドを繰り返しシンビン。続けて、15松島の代わりに入っていた23松田がプロフェッショナルノックオン。わざと反則でトライを防いだとして、認定トライを奪われます。
これでなんと、13人でプレー。そのまま10-16で前半を終えます。
大変な状況で後半をスタートさせなければならない日本代表。なんとか、後半スタートのキックオフを取って、時間を使いたいところでしたが逆にボールを奪われます。
スコットランド代表はそのまま猛攻を仕掛け、トライ。10-23。
追いかけるにはギリギリの点差にいきなり持ち込まれ、精神的にも厳しくなります。
結局この試合はこの10分がキーポイントでした。
ブレイクダウンでも負けず、スクラムも後半からは優位に立ち、ラインアウトもなんとかしのぐ。
局面では負けているピースは見当たりませんが、規律を保てず得点を重ねられて試合の展開が厳しくなりました。
このあとは互いにPGが1本ずつ。13-26で試合終了。
後半、何度か攻め込みましたが取りきれず。まだまだチームが幼い印象を強く受けました。
試合後、両チームのヘッドコーチは同じように「ディフェンスはよかった」と話します。そして、お互いの勝因と敗因も「規律」を上げました。
チームとしての成熟度が大きく響きました。それだけに第2戦が楽しみです。
また、接点で負けなかったこと、スクラムを修正できたことはもちろんサンウルブズでの経験が、チームのレベルを上げているからこそ。
今回出場のなかった東大阪出身の木津選手も「スーパーラグビーで体をぶつけ続けているからこそ当たり負けしなかった」と話します。
チームの底辺を引き上げたことは確実な日本代表。あと1週間で、どこまで積み上げられるのか。アタックをどこまで磨けるのか。最注目の試合は、25日味の素スタジアムでスコットランド代表との再戦です。
コメント
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豊田スタジアムでは、お仕事中、お声かけしてすみませんでした。
サインもありがとうございました。
私的には豊田スタジアム、すごーーーく楽しかったです。
駅に降りたときからワクワク。
去年、イングランドに行った時の興奮を思い出しました。
花園ラグビー場も2019年にはそうなって欲しいなあーって思います。
次の日も雨の中、枚方おつかれさまでした。
楽しかったし、枚方市のラグビーの裾野の広さを感じた1日でした。
25日はホーム花園ですねー。
楽しみです!!
お声がけいただきましてありがとうございます。
緊張してしまいました(笑)
これからもよろしくお願いします。