昨シーズンをもって、近鉄ライナーズ監督を退任した前田隆介前監督。
週刊ひがしおおさかでは新旧監督の対談インタビューを行い、ライナーズの思い出とこれからについてを記しました。
それから約2ヶ月、関西大学Aリーグ春季トーナメントの撮影にたまたま出向いていた記者。
ザーザー降りの雨の中、選手の様子をカメラで追っていると…
あれ?なんだか見たことのある人が…
前田前監督だ!!
なんと、4月から関西大学ラグビー部のバックスコーチに就任。土日を中心に、大学生ラガーマンを指導しています。
「高校のOBを通じて、関大のコーチにならないかとお誘いを受けました。トップリーグにずっといたので、毎年選手がガラッと変わる学生の環境が新鮮です。今はとにかく100名近い選手の名前を覚えるのに必死ですが(笑)」と前田コーチ。
関西大学は昨シーズンから関西大学ラグビーAリーグに再昇格し、秋のリーグ戦では4位に浮上。同年の大学選手権出場も果たし、法政大学を破りました。また、5月には関西学院大との伝統試合「関関戦」にて4年ぶりに勝利するなど、めきめき成長中のチームです。
対して、前田コーチは日本A代表のコーチングをはじめライナーズの監督として5年間指揮を取り、経歴は申し分なし。選手・スタッフ一丸となった密な情報収集やコミュニケーション力の向上でチームを底上げ。昨シーズンはライナーズをリーグ16チーム中7位に引き上げました。
そんなトップリーグでの監督経験を活かした指導に、期待がかかります。
「大学に専用グラウンドはなく、選手は限られた時間の中で練習しています。勉強もがんばっている文武両道のいいチーム。チームがこだわっている部分を早く理解して、彼らのプラスアルファになるように貢献できれば」と意気込みを語ってくれました。
7月1日には、元日本代表の指導歴がある遠藤哲氏がFWコーチに就任したことが発表され、さらなる前進が期待される関西大。チーム目標は、昨シーズンを越えるAリーグ3位以内。果たして、今シーズンはどうなるのか。次なるステップへ向け、強力コーチ陣指導のもと、関西大の挑戦が始まります。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。