知ったか!第97回高校ラグビーダイジェスト⑦ 1月8日(月・祝)決勝
- 2018/1/8
- ラグビー
- 第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会, 高校ラグビー
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忙しい人のための高校ラグビー・ダイジェストレポート!
12月27日から始まった花園も、いよいよ最終日。
2大会ぶりの優勝を狙う東海大仰星と、初優勝をかけた大阪桐蔭の決勝戦が行われた。
(その他の試合はこちらから→① ② ③ ④ ⑤ ⑥)
大会7日目(1月8日)のトピックス
・決勝戦を制したのは、東海大仰星。2大会ぶり5度めの優勝に輝く。
・「もうひとつの花園」U18合同チーム東西対抗戦が行われ、東軍が逆転勝利。
・準決勝に続き、雨。雷はなんとか持ちこたえる。
試合ダイジェスト
東海大仰星 27-20 大阪桐蔭
大会前は、昨年度王者の東福岡が頭一つ抜け今年も勝ち上がっていくだろうというのが大方の予想だった。
しかし、その予想は崩れることとなる。準決勝で対戦した仰星に前半14点のリードを許し、なんとか追走するも及ばず、大阪第2シードの仰星が決勝に進出。昨年の雪辱を果たすため絶対に負けられないと気合い十分の仰星。
準決勝もう一試合も、フェイズ60以上を記録するなど白熱したた戦いを制した大阪第1シードの大阪桐蔭が初の決勝進出。その勢いのままに頂点へ向け、こちらも初優勝が目の前にあるだけに気合い十分。
そう、決勝のカードは大阪対決なのだ。あいにくの雨の中決勝戦が始まった。
大阪桐蔭13松山のキックから試合開始。雨の中ボールが手につかず、ハンドリングミスが目立つ。試合が動いたのは前半5分。大阪桐蔭が敵陣5m付近スクラムからパスをつなぎ7上山が一瞬の隙をつき先制トライに成功。Gも決まり7-0とする。
しかし、仰星もすぐさま反撃。前半9分、自陣22m付近から素早いパスを繋ぐと、一番右から駆け上がってきた14河瀬に。1人2人とかわし80m近く独走しトライ!惜しくもコンバージョンは外れたが、7-5とし少ないチャンスを逃さない。バックスタンドの応援団にも力が入る。
前半14分には大阪桐蔭が追加点となるPGを決め、スコアは10-5に。決勝戦にふさわしく、両校攻守が激しく入れ替わり初っ端からエンジン全開。
前半24分、仰星が先ほどと同じような位置から13松山が素早いステップで抜け出し独走。大阪桐蔭デフェンスもなんとか追いつくが芝に足を取られ、そのままトライ。Gは外すも同点に追いつく。
このまま前半も終わりかと思われた前半30分、大阪桐蔭が敵陣10m付近からがモールで仰星ディフェンスもろとも引き連れ中央にトライをあげる。Gも危なげなく決まったところで前半が終了。17-10と大阪桐蔭がリードする展開となる。
どちらに転ぶかまったく予想のつかいない試合に観客のボルテージも高く、ラグビーファンのおっちゃんのテンションも爆上がりだ。
後半8分、大阪桐蔭がPGで追加点。20-10とその差を10点と。このまま大阪桐蔭がいってしまうか思われたが、仰星も2年連続で悔し涙を見せるわけにはいかない。残り20分で怒涛の攻撃を見せる。
12分、21分と連続トライに成功し、ついに同点に追いつく。熱すぎるシーソーゲーム。お互いに勝ちたい気持ちが真っ向からぶつかり合っている。
続く23分。素早い展開からボールが14番河瀬に渡るとそのまま中央にトライ。ついに逆転に成功!今日一番の歓声が上がり、ついに仰星がリードする展開に。苦しんでいたコンバージョンも決まりスコアは20-27。しかし1トライ1ゴールで追いつける点差に片時も気が抜けない。
後半終了間際の28分、大阪桐蔭は絶好の位置でスクラムから怒涛の攻撃。時間的にラストプレーになる。何度もアタックしフェーズを重ねるが、相手ディフェンスを崩すことができず試合終了。仰星が2年ぶり5回目の優勝を手にし、昨年の雪辱を果たした。
両チームともレベルが高く、これからが楽しみな選手が何人も現れた。
見応え抜群で、決勝戦ふさわしいナイスゲームに敵味方関係なく大きな拍手が送られた。
東軍27-12西軍
多いに盛り上がった決勝戦の前に、「U18合同チーム東西対抗戦」が行われた。
人数不足などにより単独校で出場ができず、「合同チーム」でプレーした選手より選出された選手が、東軍・西軍に分かれて戦う「もうひとつの花園」。今回10回目の開催となる。
前半はBKで勢いに乗った西軍が一気に2トライ1ゴールを決め、0-12でハーフタイムに。
後半両チームのメンバーが大きく入れ替わると、ゲームの流れは東軍へ傾く。素早いパスと突破で、後半6分の7岩田のトライを皮切りに怒涛の得点ラッシュが始まる。
後半15分にはゴール前残り5m,左中間のPKから20山岡が速攻で左中間にトライを決めると、17-12と逆転。その後も2本のトライをあげ勝ち越した東軍が、ドリームマッチを制した。
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