ある日、一通のメールが週刊ひがしおおさかに届きました。差出人は、荒本にある「大阪府立中央図書館」(以下中央図書館)!
「週ひがさんで図書館のことを紹介してくれませんか?」とのこと。
なぜこんな大規模な図書館が、うちにご指名を…?ドキドキしながら、我々はさっそく荒本へ向かいました。
大阪府立図書館は2箇所。ビジネス書や大阪関係の本が中心の中之島図書館(中之島)と、総合的な書物・資料を取り扱う中央図書館(荒本)。
今回は総合図書館としての役割りをしている荒本へ。
地上4階建て、地下は2階まである巨大な建物。現在の場所に開館したのは1996年です。なんと、約280万冊を所蔵しているとのこと。
もう、「すごい…」としか言えません。「想像できない…。」なんて思っていると「公立図書館で日本一の蔵書数なんです!」と現れたのは総務企画課の古木さん。
「その蔵書数を体感してもらいたい」と、古木さんに案内してもらいながら約235万冊が所蔵されている地下書庫を見学させてもらいました。
地下1階の書庫は100m×100mの広さ。とにかく広いのです!
見渡す限り本!本!本!
ズラ~っと並んだ本を見ていると、どっちを向いて歩いていたのか分からなくなるくらい。
利用者から閲覧の依頼があると、
角を曲がるときにはチリンチリンとベルを鳴らして安全を確認します。
自転車で依頼された本を探し出すと、後ろのかごに入れて搬送機へ。指定された階へ送ります。
1545年の古書から、最新本まで。本はもちろん雑誌や新聞のほかCDやDVDもあります。学術書、雑誌、紙芝居に絵本まで所蔵しています。すごい収集力です。
ちなみに、超貴重な資料は「貴重書庫」で厳重に保管されています。貴重書庫内の木の棚は鉄のように錆びず、本を守ることができるそう。さらに一冊ずつ箱に収められているとのこと。年に1度だけこの書庫を見られる日があります。
地下書庫は、本の歴史が詰まったアトラクションのようでした。
地下書庫では、月に1回「地下書庫見学ツアー」が開催されています。4月からは毎月第1土曜日に開催するとのこと。先ほど紹介した貴重書庫がいつ見られるかは事前にお知らせがされますのでお見逃しなく!!ツアーに参加していただければもっと魅力が感じられるはずです。
実はこの日、国際児童文学館にも伺ったのですが…こちらも魅力がたくさんでまとめきれませんでした、すいません。なので、前後編2本に分けてお届けします。後編もお楽しみに!
■大阪府立中央図書館
住所 : 〒577-0011 東大阪市荒本北1-2-1
電話:06-6745-0170(代表)
開館時間:火~金:9:00~19:00(こども資料室・国際児童文学館は、9:00~17:00)、土・日、祝:9:00~17:00
休館日:月(祝・休日の場合は開館、翌日を振替休館)、毎月第2木曜日(7・8月は除く)、年末年始(12月29日~1月4日)
駐車場:あり
※地下書庫見学ツアーの詳細はこちらから
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