週ひが読者ならご存知、そう今日は編集長前田の母校・摂南大学にて講義をしてきました。
え?知らない?もう、ちゃんとして過去記事読んでよ!
ということで、2015年から摂南大学の「エンプロイメントデザイン2」という講義にて、100人から300人くらいの学生さんにキャリアをテーマに講義をしているのです。もう今年で4回目です。
で、いつもは同行するミホロボットに記事を書いてもらうのですが…。
今回はスピーカーである私が記事を担当します。
というのも、最近の週ひがはコンセプトを
「俺たちにしか書けない記事を」
と設定し、より近い立場で情報発信をしようとしているのです。
今年は120名ほどの摂南大学生の皆さんが話を聞いてくださいました。

定員300人!大教室は552。
さて、どんなことを喋ったかというと、
1.週刊ひがしおおさかのプロフィール
2.編集長前田の人生
3.週刊ひがしおおさかのビジネス的成長過程
とだいたいはこんな感じ。
ウェブメディアの中の人でしかも卒業生。ということもあってか、年々聞いてくれる学生さんの品格が向上していると感じながら、今年も学生参加型の講義スタイルで次々に質問します。
東大阪に住んでいる人は?
ワールドカップが花園であるって知ってる?
この写真、どこかわかる?
など、手が上がる訳がないので、120人から適当に指名してとにかく答えてもらう。
1人も寝かせてなるものかー!
という狙いもあり、質問責めにしちゃいます。

エアコンが入っていないので汗だく!ちなみに26年前から50kgくらい増加しました。
私が在籍していたのは、工学部経営工学科。主に生産管理などを学ぶため、コンピュータプログラムと密接に関わる学科でした。よって、周りにはコンピュータ好きが半分くらい。残りは「理系で1番入りやすかった」というモチベーションの低い学生でした。もちもんこれは26年前の話です。
壇上で話をしていると、自分が学生だった頃とは変わった点と今も変わらない点が見えてきます。
変わった点は、今の学生たちは真面目だということ。キャリア系の授業だからかもしれませんが、みなメモを用意して、話にうなづいたりもする。私が学生だった頃は、出席してもボーッとしている学生が大半でした。おかげで、真面目に勉強しているだけで私は成績優秀者になれました。
少なくとも26年経った今日は、講義の開始時に睡眠をとっている学生はいません。120人もいるのに。
変わらない点は、摂南大学のコンパクトさです。全学合わせても8,100人と近畿大学の53,114人とは、全く違った組織。同じ「大学」と括っても良いのか躊躇する差です。

こののどかな感じ!26年前から何も変わらない。
この小ささに、私の学生時代は引け目を感じていました。近畿大学を普通の大学だと思い育った東大阪市民からは誇らしくは思えません。学生街もなければサークルも数えるほどです。
でも、今はそのコンパクトな体制が強みだとはっきり感じます。
学生として学びに集中できる環境、誰もが埋没せずに送れる学校生活、教授たちとの近さ。26年前から変わらない、学びへの質実剛健さが感じられます。
私にとっては「あー、俺の時もこんなだったわ」などと先輩づらして眺めることができる。年に一度の楽しい時間でもあります。
さて、講義は週ひがのビジネス的なお話に。実験的にTwitterを使用したアンケートを実施しました。
それが、これ。
#週ひがの質問
週刊ひがしおおさかの仕事の中で一番売りあげが多いと思うのは?— 週刊ひがしおおさか(公式です) (@w_higa) 2018年5月18日
週ひが読者にはおなじみの「#週ひがの質問」ツイートを各々が確認して、回答する。ルールを説明すると、あら大変。あっという間に70票を獲得しました。10人が通常の読者だとして、60人=半数の学生さんはTwitterをしてるんですね。
講義内では、特別サービスとして売上の割合を公開しました。
「みんな、そんな甘い商売ないよー(笑)」
という、ツッコミは例年通り。
90分の講義も無事終わり、残念ながらすこーしだけ夢の世界に行ってしまった学生さんはいましたが、ほぼみんな熱心に聞いてくれました。
「これはリア充や!ガチ素敵女子や!」といった感じの女子学生さんが質問にもきてくれて「この辺も昔と変わったところかもな」と考えちゃいました。みんなちゃんと、自分のキャリアのことを考えている。

みんな真面目に聞いてくれました。感謝!
今年も楽しく終わったエンプロイメントデザイン2。
こんな拙い、デブのオッサンの話を最後まで熱心に聞いてくださってありがとうございます。
今年の講義、自己採点は60点。ギリギリ合格くらいかな。ちょっと欲張って、話す内容を詰め込みすぎたと反省中です。来年はもうちょっと話すことを削ろう。気分的には暗雲が立ち込めています。
でも皆さんの未来は、すっごく明るいです。僕らが若者だった時代と違い、今はやろうと思えばそれを実現するツールが揃っています。
講義内でもお話ししましたが、楽しいことはまずやってみる。それが周りより得意そうなら、本気で努力してみる。
大丈夫、みんながいるのは摂南大学。周りはみんなあなたと同じ凡人です。天才に勝てなくても凡人に勝てさえすれば、仕事はやっていけるのです。
それを学べたのが、私が摂南大学で学んだ最も大きなことでした。
我が後輩たちに、幸、多からんことを。
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<週ひがのお仕事 「本業は何ですか?と言われないために」>(2014.06.28)
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