今年9月にオープンする、東大阪市文化創造館。ひらたく言うと、新しい市民会館です。東大阪市の文化と芸術を育み、発展させる拠点として東大阪市民の期待を背負ってただいま絶賛準備中。受付事務所も2017年よりオープンしていて、ホール利用の予約はもう開始されています。準備イベントなども実施され、週刊ひがしおおさかでも幾度となくネタにさせてもらいました。
2月23日(土)、PFI東大阪文化創造館株式会社は工事中の内部を見学できる「東大阪市文化創造館工事見学会」を開催しました。対象は地元の小学生とその保護者。東大阪っ子が文化創造館の内部を完成前に見学できるなんて、胸熱!
ということで、週刊ひがしおおさか今回も取材に行ってきました。
見学会に集まったのは、地元の小学4〜6年生とその保護者の皆さん。
野田市長のあいさつからスタートした見学会は、3つのお仕事体験と6つの撮影ポイントを90分で巡回する、濃度高めの企画。よって子どもたちはみな、はじめからニッコニコ。そんな中でも一人、笑顔が突き抜けて輝いている少年に出会いました。
少年の名は、しょうた君。市内小学校に通う5年生です。
「ずっと大きい土地があいてるなって思ってて、それからなんか建ってるって思って、そしたら見学できるっていうからお母さんに頼んで応募してもらった」
と、この日を待ち望んできた感爆発。週刊ひがしおおさか、しょうた君と同じ組で見学会に同行します。
まずやってきたのは照明室。ホールの5階から舞台に灯りを落とす場所です。
「完成したら、スタッフにならない限り入れない場所です。」
という説明に、しょうた君は笑顔に。
将来、ここで働いてみる?おじさんは、ちょっと…年を取りすぎたかな。
次は、さっきまで見下ろしていた客席に。まだイスが並んでいない巨大空間で、撮影をしたり説明を聞いたり、絶景です。
しょうた君はじめ子どもたちも、ここには圧倒されっぱなし。大人は言わずもがなです。
客席の次は、2階のホール入口へ。チケットをもぎってもらい、入ってすぐ。打放しコンクリートの壁の穴に、コンクリート仕上げ用の部品を埋め込むお仕事体験です。
「この穴俺が埋めてんで!」と、完成したら友達に自慢できること間違いなし。ニコニコのしょうた君に続いて穴を埋めたのは、野田市長です。
「一番左、下から2つ目を埋めました」
とこちらもニコニコ。完成したら絶対に目が行くよね。
1階まで降りると、次は足場を組み立てる体験。この日のために用意された特注のミニチュア足場を使います。ここでもしょうた君は、説明を聞きながら図面を見ながら足場を組み立てて行きます。
これは男の子的に楽しい。絶対に楽しいぞ。
体験3つめは、高所作業。エントランスロビー外壁沿いに設置された高所作業車に一人ずつ乗り込み、2階くらいの位置へ上昇します。
もちろんここでもしょうた君は、ハイチーズ!下で待つお母さんに写真を撮ってもらっていました。
さあ、しょうた君、どれが一番楽しかった?
「…うーん、高いところに登ったやつかな」
なんて話しているとお母さんから「さっきは足場組み立てるやつって言うてなかった?」と鋭いツッコミが。
うん、たぶん全部楽しかったんだよね。
見学会は2回実施され、合計で31組62人が参加。この62人にとって、文化創造館は小さくない存在になったはず。
いわゆる行政のハコモノ事業とは違い、完成前から市民と一緒に文化拠点つくろうというのが、文化創造館のコンセプト。
「作りました!みなさん使ってくださいね!」と、完成をゴールにするほうが楽なのに、しんどいけどオモロイ方向に舵を切ったのは東大阪らしさ。
オープンまで半年近くになりましたが、今まで文化創造館の皆さんがやってきたしんどいことが、間違いでなかったと確信させられるしょうた君の笑顔でした。
しょうた君、ありがとうね。また完成したら会いましょう。
■東大阪市文化創造館
受付事務所
住所:〒577-0801 東大阪市小阪3-2-29 城戸八戸ノ里駅前ビル5階D
電話:06-4307-5772(代表)
開館時間:9:00~19:30
休業日:年末年始(12月29日~1月3日)
駐車場:近隣のコインパークをご利用ください。
建設地
住所:〒577-0034 東大阪市御厨南2-551-1
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