狼の逆襲!ウルフパックが国内戦初V 代表レベルは「一瞬の判断」が肝
- 2019/4/21
- ラグビー
- ウルフパック
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キタキタキター!
4月20日(土)ウルフパックの国内初戦が千葉県市原市にて行われ、ハリケーンズBに66-21で大勝しました。
ウルフパックは、ラグビーワールドカップ日本大会を前に日本代表強化のため特別編成されたチーム。
スーパーラグビーの下部チームとの強化試合を3月~5月にかけて実施しています。
つまりは海外のBチームとの練習試合ですが、Bと言えども海外最高峰と呼ばれるスーパーラグビーのチーム。
初戦はハリケーンズBに敗北し、2戦目めはハイランダーズBに勝利し1勝1敗。
そして3戦めの初国内戦にて再び対戦したハリケーンズBに45点差の白星をあげたのです。
「あのような出だしをテストマッチでしてはならない」と話すのはジェイミージョセフヘッドコーチ。
開始直後、ノーホイッスルでウルフパックのノックオンボールを拾ったハリケーンズがトライしたのです。一瞬の出来事でしたが、「大きな大会では一瞬の判断が求められる」(ジェイミーHC)と苦言。
痛い失点でしたが、ウルフパックはひるむことなく挽回、いやむしろ勢いをつけていきます。
前に出るスタイルのハリケーンズに対し、ウルフパックはキックを効果的に使って対応します。
14分、相手陣ゴール前に迫るとマイボールスクラムから9流が8マフィに渡ると、1本返上。
そこからはウルフパックがゲームの主導権を握ります。トライラッシュとなり、前半だけで6トライをあげました。
後半もその勢いは衰えることなく、4トライを追加。後半17分、40分に2本取られますが、いずれも取り返しました。
「今回は意図的に、ハーフタイムにコーチ陣がロッカーに入りませんでした。リーダーたちの先導でストロングフィニッシュできるかを試すためでしたが、よくやってくれました」とジェイミーHC。
前半のリードで気持ちを緩めず、最後まで自分たちのプレーを継続できるか。その結果が出た日でした。
後半8分から途中出場したPR木津悠輔はこう言います。
「『ワンチャンスがいかに大事か』ということを今感じています。チャンスをものにできるかで評価は決まるので、緊張感があります」。
また、FLとして先発出場した大戸裕矢は「前回まではLOで、次のチャレンジとしてのFL。来週からもアピールしていきます」と決意をもって次へ挑みます。
日本代表やウルフパックレベルに必要なものとは。ラグビーワールドカップを前に、各々が考える理想を体現できるか。
次戦、4月27日秩父宮で行われるウェスタン・フォース戦に注目が集まります。
【週ひがピックアップメンバーの試合後インタビュー】
木津悠輔選手
ー代表に近いレベルでのプレー。今感じていることは?
去年社会人1年やって、NDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)、トップリーグ選抜と経験しました。その中で、「ワンチャンスがいかに大事か」ということを今感じています。チャンスをものにできるかで評価は決まるので、緊張感をもってやってます。
ーライバルが多いですが、意識していることは?
ライバルもそうですが、ウルフパックの3番として求められているレベル、理想に近づけることにこだわりをもってやっていきます。
ー今日のスクラムの手応えは?
ニュージーランド遠征の1戦めのスクラムでコラプシングを2回取られて、課題ができました。ハイランダーズ戦ではリザーブでしたが出場できず、今日に挑みました。
出場時間は半分以下でしたがペナルティ2本取られたところを試合の中で修正できたので、そこは良かったです。
大戸裕矢選手
ー自身の評価は?
前回まではLOでしたが、次のチャレンジということでFLで入りました。そこでの課題が見つかったので、修正して、来週に向けアピールしていきます。
ー見つかった課題とは?
タックルです。LOはFWを止めることが多いですが、FLはスピードのあるBKへのタックルが増えます。LOとはまた違ったスキルが必要になってくるので、そこを練習していきます。
ー木津選手は、どんな選手?
今日も木津の後ろでスクラムを押してましたが、強いですね。まだ2年目ですが、期待!
コメント
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大戸選手の出身校は立命館大学です。
https://rugby.yamaha-motor.co.jp/players/players/odo.html
ぐああああ!わかっていたのに…わかっていたのに〜〜!
なぜかいつも大戸を同志社大出身と間違えてしまううう
ご指摘ありがとうございました。