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- カップ戦開幕!ライナーズ、阪神ダービーは黒星 正面健司、古巣と対決
近鉄ライナーズに入団し、もうすぐ3ヶ月。
36歳の「新入り」正面健司は6月22日(土)のトップリーグカップ開幕戦でバイスキャプテンを務め、ライナーズの顔となりました。
彼にとっても、チームにとっても初出陣となった開幕戦は、昨年度のトップリーグ王者・神戸製鋼との対戦。
阪神ダービーであり、正面の古巣との対決は、14-22で敗北を喫しました。
有水剛ヘッドコーチ(HC)は「正面はもっとできると思っています。ラインアタックのコントロールやゲームコントロールなど、もっと良い面を出せるはず」と評価。
今回はスタンドオフ(SO)での起用でしたが、ユーティリティプレーヤーとしても期待でき「SO固定というわけではなく、ほかのメンバーのコンディションとの兼ね合い。バランスを見て調整していきます」(有水)
記者からの質問に、正面は「どのポジションでもやっていくつもり。やっていて気楽なのはフルバックですが…(笑)」と笑いを誘います。
前半は、正面のキックで前進しアタックのチャンスを作りましたが、チームとしては規律の乱れでチャンスを活かすことができませんでした。
ただ、0-15で折り返すも後半はディシプリンを改善し、セットプレーで2トライ。
シンビンを2人出してしまったのは猛省すべき点ですが、結果で悲観することはないでしょう。
一度崩れてしまうとそのまま修正できず流れが悪くなる昨シーズンまでの「悪癖」が、断ち切れているからです。
特に春の成果が形になったのは、後半11分のトライ。
相手陣22m内のマイボールスクラムから右に回して、22ステイリンがトライを決めます。
終了間際の後半42分も、同じくスクラムから左に回して8ロロがトライ。
セットプレーからパスをつなぎ、突破力あるプレーヤーでフィニッシュを決めるベストな流れでした。
「後半、自分たちのスタイルを出すことができたのは成長」と有水HCは話します。
確実に、一歩ずつ良くなっていっている。それだけに慢心にも注意しなければなりません。
正面は、足りなかった点を「アタックでミスが出てしまいました。強い相手にミスが出ると勝てません。神戸はしっかりしたチームなので」と振り返ります。
マシレワが帰ってきて、野口が怪我から復帰すれば、ユーティリティプレーヤー・正面はどのポジションを務めるのか。
そして、気合いでは直らないディシプリンをどのように直していくのか。
カップ戦は勝利を目指すだけでなく、大きな実験ができる成長の場でもあります。
秋のリーグ戦で大きく開花するライナーズを見るために。
正面のポジション、そしてディシプリンを修正するためにどのようなマインドを構築していくのかに注目です。
さあ、次は6月30日(日)、マツダブルーズ―マーズと三重交通Gスポーツの杜にて対戦です。
次からは連勝だ、WeAreLINERS!
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