FC大阪 開幕戦まで残り約1ヶ月、このままで大丈夫か? ソニー仙台FCとのトレーニングマッチは、コンビネーション不足を感じる内容でした

   

2020年1月14日、J-GREEN堺にてシーズン始動式を行ったFC大阪。
塚原真也新監督のもと始まった2020年シーズンは約1ヶ月が経ちました。

昨シーズンは試合内容では勝っているのに、得点が決まらず勝ちきれない試合が多くありました。
ディフェンスは悪くなかったので、今年はどのようにして得点を奪うのかに注目が集まります。

今シーズンの試合テーマは「堅守速攻」。堅い守備でカウンターから得点を狙います。
吉澤正登会長は始動式で「今年は超攻撃的なサッカーで、負けたとしてもたくさん点を取って負けた、という試合にしたい。」と話しました。

これまで大阪学院大学(関西学生リーグ1部)、アルテリーヴォ和歌山(関西リーグ1部)とトレーニングマッチを行い、2-1、1-0と得点をあげ勝利。

そんな中、2月8日(土)J-GREEN堺にて、同じJFLに所属するソニー仙台FCとトレーニングマッチを行いました。昨シーズンはホーム・アウェーで対戦し、2敗という結果でした。
ソニー仙台FCは昨年度2位。優勝してJリーグ入りを目指すFC大阪にとっては、必ず勝たなければいけない相手なのです。

新調したセカンドユニフォームで試合に臨みます。

堅守速攻の通りソニー仙台FCにボールを持たせて、FC大阪はカウンターからゴールを目指します。
印象的だったのはコンビネーション不足。特に前半は大いに感じました。
この日は、FWに背の高い和田健太郎を起用。高いボールを和田に集めます。ただ、和田が孤立してしまう場面が多く、相手にボールを奪われてしまいます。

高さを生かして相手DFに競り勝ち、ヘディングシュートを打つ和田。シュートは惜しくも枠の上。

目立っていたのはFW・川西誠とDF・舘野(たちの)俊祐。
川西は右サイドの突破、決定的シュートを打つなど開幕スタメン入りにアピールします。

今年は全試合出場なるか!?

舘野は昨年同様セットプレーのキッカーを務めたり、オーバーラップでゴール前まで上がりシュートを打ったりと、攻守で貢献しました。

昨年度はゲームキャプテンを務めることが多かった舘野。

前後半合わせて10本のシュートを打ちましたが、枠内に飛んだのは3本(※ホッケー梶間集計)。
試合終了後、塚原監督は「ゴール前での質を上げる、シュートで終わる、シュートを枠に飛ばす、ゴールを決める。これが開幕までに修正することです。」と話しました。

試合中コミュニケーションを取ることが多かった、塚原監督(左)と平野将弘ヘッドコーチ(右)。

もう1つ気になったのは、前半に決定的シュートを打たせすぎたこと。結果的には無失点でしたが、相手にフリーでシュートを何本も打たせてしまい、負けてもおかしくありませんでした。

堅守速攻を掲げ臨んだ今シーズン初のJFLのチームとのトレーニングマッチ。このままで大丈夫なのか?と思わせるシーンが多く見受けられました。
しかし舘野は「試合を重ねるごとに息が合ってきている。特に守備で感じます。」と手応えがあった様子。

開幕戦は3月15日(日)、服部緑地陸上競技場でホンダロックSCと対戦します。「開幕までまだ1ヶ月」と捉えるのか、「あと1ヶ月」と捉えるのか。まだまだトレーニングマッチは予定されています。結果は開幕戦でわかることでしょう。


試合後の声

塚原真也監督

ー試合を振り返って。
塚原 失点を減らす、堅守速攻が今年のテーマ。今日は狙い通りにできました。あとは攻撃の質、特にゴール前でのプレーの質を上げれば、相手にとって嫌なカウンターが打てると思います。

ー特に前半がコンビネーション不足を感じましたが。
塚原 開幕まであと1ヶ月。コンビネーションを取れる練習を増やしていきたいです。あまり気にしてはいないです。

ー和田選手の評価は。
塚原 背が高い選手なので相手にとって嫌なプレイヤー。和田にプレッシャーを掛けてきたら、他の選手が空いたりもする。今日は100%を出してくれたと思います。

ー開幕までに修正すること。
塚原 ゴール前の質を上げる、シュートで終わる、シュートを枠に飛ばす、ゴールを決めることです。

DF・舘野俊祐選手

ー今日で新チームになって3試合目。息は合ってきましたか?
舘野 シーズンが始動して約1か月。練習から今年はこういうプレーをするんだということを落とし込んできました。試合を重ねるごとに息が合ってきています。まだ途中の段階ではありますが、守備ではそこを感じます。

ー3試合目にして初めてのJFLとの試合。感触は?
舘野 同じカテゴリーのチームと対戦するのが僕たちのものさしになります。今までの相手では通用していたことが今日の試合では通用しないことも。逆にできたこともありました。今日の映像を振り返って修正点を見つけたいです。

ー開幕までに修正すること。
舘野 今年は堅守速攻。守の部分は試合をするにつれて良くなってきています。ただ、守備だけではダメ。点を取らないと勝てないので、攻撃、特にカウンターの精度を磨いて尖らせていかないと自分たちのサッカーができません。取れるところで取らないと昨年のような結果に。昨年悔しい思いをしているので、今年は「取るべきところで取る」を全員でやらないといけません。


FW・和田健太郎選手

ー自身のプレーを振り返って
和田 もう少し前線で時間を作れたら良かったです。でも何回か良いシーンがあったので、この形を多く作れたらチャンスが増えてくると思います。

ーコンビネーション不足を感じました。
和田 味方と遠いところがあったので、開幕までの残りの練習で合わせられるように頑張ります。

ー開幕までに修正したいことは。
和田 選手同士の距離感、コンビネーション、ゴールを決めきること。ディフェンスはしっかり守ってくれているので、シュートの質を上げれば、より得点が取れ試合にも勝てると思います。


■FC大阪公式ホームページ:FC大阪公式ウェブサイト

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ホッケー 梶間

ホッケー 梶間

投稿者プロフィール

山口県出身。
大学生のときに大阪にやってきました。
高校からホッケーを始め、現在もやっています。
なのでホッケー梶間です。
10chとYouTubeを見て生きています。
食べに行ったお店の中で1番カロリーが高そうなものをだいたい注文します。

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