28日、近鉄花園ラグビー場で全国高校ラグビー大会一回戦が行わた。昨年一昨年2年連続でベスト4に進んだ、大阪府第一代表の大阪朝鮮高級学校(以下大阪朝高)が、石川県代表日本航空石川高校に10-29で破れる波乱があった。
試合開始後から日本航空石川はモールを中心にしたアッタクを見せ、大阪朝高陣内深くに攻め込む。前半15分に残り30mから14安本 から10谷口、15上田へとスムーズにボールをつなぎ、15上田が左へ膨らむながらゲイン。ゴール前、トライ目前でラックができると、8長谷川がサイドか ら飛び込んでトライ。5-0とする。
前半、同点に追いついたモールドライブ。日本航空石川にディフェンスする時間を与えなかった。
対する大阪朝高は、19分相手ペナルティから得た残り5mスクラムから素早くモールに持ち込み、一気に ドライブしてトライをあげ、5-5の同点にするが、日本航空石川に24分にはモールを押しこまれ、さらに29分に12モセセが大阪朝高の低いタックルを飛 び越えられてラインブレイクを許し、そのままトライを奪われる。
日本航空石川の応援団。制服が凛々しい。
前半を終えて5対17は大阪府決勝、大阪桐蔭戦と同じスコア。十分に逆転可能な点差だったが、後半開始すぐにまたもモールからトライ。厳しい出だしとなると、しばらくは前半同様防戦一方となった。
後半10分頃から本来の動きを取り戻し、日本航空石川神内に攻め込むと、20分に11アンのトライで追い上げムードを作るも、後が続かず。逆に27分日本航空石川の8長谷川にこの日2つ目のトライを奪われ、10-29で勝負あり。
11アンチャンスのトライ。迫力ある走りで、ディフェンスを振り切った。
モールにこだわる日本航空石川のプレッシャーと、5オネセマ、12モセセの留学生の高い運動能力に大阪朝高が対応出来なかった展開だった。
大阪朝鮮高級学校 オヨンギル監督:前半攻撃する時間を与えてもらえず、後半修正できなかった。選手たちに結果を出させてあげられなかったことは、申し訳無く思う。日本航空石川の結束力がうちを上回った結果だと思う。
大阪朝鮮高級学校 ホンテイル主将:警戒はしていたが3枚(5オネセマ、8長谷川、12モモセ)が厄介だった。前半最後の12モモセのプレーにはビックリしてしまった。
写真・取材 週刊ひがしおおさか 前田(@MaechanYK)
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