先日、近鉄奈良線の高架沿いを自転車で走っていたら目にしたこの光景。

近鉄奈良線とJRの導線になっているところ。元は駐車場として利用されていました。
JR永和駅と河内永和駅の間にキッチンカーが出現!しかも、ド平日の夕方に。
駅前交通広場の整備により工事が続いていた駅周辺に、オアシスができたのです。

この日はカレーとカフェメニューを扱う「cielo kitchen」と、クレープ店「Fleur」の2店舗が出店。
実はこれ、近鉄不動産株式会社の事業のひとつ。鉄道高架下の有効活用をすべく、12月から始まった取り組みです。
株式会社シンクロ・フードが運営するキッチンカー事業「モビマル」協力のもと、地域のにぎわいづくりの実証実験としてスタートしました。
今近鉄奈良線の高架下は少しずつ変化しています。
若江岩田駅高架下にはダイリキのひとり焼き肉ができたし、花園駅近くにはガレージハウスを建設中。
そして今回、空きのある高架下の土地を利便性高く使っていきましょう、という新たな試みとしてキッチンカーに目が向けられました。
「新しい活用法を考えていく中で、建物を建てるよりも投資が少なく、新規の事業者さんでもやりやすいところが良いですね」と話してくれたのは近鉄不動産事業開発本部の岩口さん。

キッチンカー事業の担当者岩口さん(左)と、「同期は花園近鉄ライナーズの尾上俊光選手」と話す広報の西口さん。
現在河内永和駅と河内花園駅高架下の2箇所で実施中。
永和は毎週月〜金曜15:00〜20:00、土曜11:00〜17:00、花園は毎週水曜16:00〜20:00、日曜11:00〜14:00を目安に出店しています。

河内花園駅高架下。駅の西側にあります。
「永和は商工会議所など、働く人が行き交う場所です。サラリーマンなど単身世帯の購入が多いですね。あとはJRとの乗り換えで通りがかる方だったり。」
話を聞いている間にも、乗り換えでキッチンカー横の歩道を歩く人全員が敷地内に目をやり、吸い込まれていきます。
通勤・通学のタイミングにジャストミートする夕方が、にぎわいのピーク。

次から次へとお客さんが。出店中の店舗に聞いてみると、晩御飯のおかずになるお惣菜がよく売れるとのこと。
現在実証実験中のため一旦6月までの実施予定ですが、今後は高架下だけに限らないキッチンカーの広がりや他の事業への展開も検討中だとか。
夢が広がるキッチンカー。気になったら、足を踏み入れてみて。

出店情報はモビマル公式サイト・アプリから確認できます。
■キッチンカー出店情報
【河内永和駅高架下】
住所:大阪府東大阪市高井田元町1-1-5(河内永和駅西側)
出店日時:毎週月〜金15:00〜20:00、土11:00〜17:00
【河内花園駅高架下】
住所:大阪府東大阪市吉田1-1-13付近(河内花園駅西側)
出店日時:毎週水16:00〜20:00、日11:00〜14:00
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