前節のスカイアクティブズ広島戦とはまったく違う。
スカッと心が晴れわたる気持ちの良い勝利は、2月12日(土)日野レッドドルフィンズ戦で実現した。
67-22。45点の差をつけ、勝点5。
前節は50-19で勝利しており、スコアだけ見れば大差はない。しかし内容が圧倒的に違った。

前日の雪が残る秩父宮にて。試合後笑顔であいさつができたライナーズ。
前節と大きく変わったのはボールを保持し、アタックがつながったことだ。
今シーズンのライナーズは「ボールインタイム」を意識してきた。セットプレーなどプレーの止まる時を除いた、ボールを動かす時間のことだ。
野中キャプテンは試合後こう振り返る。
「どのエリアにいても、アタックを継続することができた。ミスが起きても試合の中で修正し、自分たちの選択が正解になる努力をできた。」
試合での修正力は大きな自信となり、次節への大きなバネとなるだろう。
立ち上がりはスローで、セットプレーでは相手に押され気味だった。
しかし、レッドドルフィンズに先制トライを許しても、すぐさま追いつく。そんな場面が2度見られた。

復帰戦となったワクァが、今日のライナーズファーストトライをもぎ取った。
前半37分、10-10の状況から取ったトライは大きい。
ボールをつなぎハーフラインから徐々に前へ出ると、密集から左へつなげ、8ジョセが抜けて大外にいた11片岡へ。3人ディフェンスを抜いてのトライは圧巻だった。

片岡はこの日合計3つのトライをあげ、POMにも輝いた。
このトライを機に、ライナーズはどんどん勢いを増していく。
もう大丈夫だ。

安心してCTBを任せられる岡村。まだ入団1年目。
試合の中での成長が如実に現れ、文句なしの快勝。
あえて課題を口にするならば、ブレイクダウンはまだまだ怖い。前半は接点で奪われることがあった。
またレッドドルフィンズは今日、主力選手がやや欠けた状態だった。ほぼベストメンバー出場のライナーズと、メンバーを組むのに苦労したレッドドルフィンズ。手放しでは喜べない。
とはいえ素晴らしい結果と内容だったことは前述の通り。
次節から始まる花園でのホストゲーム3連戦を勢いづけるものとなった。
懸念はケガ人か。マシレワは脚を引きずり、フィフィタは胴体を痛めていた。
しかし層の厚さが出てきたライナーズだ。もし彼らの出場がなかったとしても、どのメンバーでもやりきれることだろう。

どちらかというと、復帰2戦目のマシレワが心配。彼しかできないプレーがあるから。
次節は2月19日(日)釜石シーウェイブスと花園での対戦。今回のような切れ味鋭いアタックでトライを量産し、勝点5の勝利を目指したい。
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https://t.co/Kqd5fZjM2s— 週刊ひがしおおさか⚡️(2/7は情報ノーサイド) (@w_higa) February 12, 2022
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