今年の近畿統一リーグは兵庫に軍配!大阪マンデーベースボールリーグの2敗で今シーズンの草野球は幕を閉じる
- 2020/12/4
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だいぶ遅くなってしまい申し訳ありません。
2020年11月9日(月)。月曜日といえば、そう大阪マンデーベースボールリーグ(OMBL)の日です。
今年のリーグ戦はパラダイスの連覇で終了しましたが、この日はシーズン最後のビッグイベントが。兵庫県で同じく月曜日に草野球をするリーグ・神戸スパイリーリーグ(KSL)と近畿草野球界の頂点をかけて近畿統一リーグを行うのです。2試合が行われ、1試合めは優勝チーム同士の対戦、2試合めは各リーグの選抜メンバーが対戦します。
昨年の近畿統一リーグは以下の記事をご覧ください。
1試合め
パラダイス(OMBL優勝)vs尼崎東(KSL優勝)
2試合め
大阪(OMBL)選抜vs兵庫(KSL)選抜
昨年は大阪で行われたので、今シーズンは兵庫で開催。ということで、神戸北あじさいスタジアムで行われた2試合を取材してきました。
記事は大阪目線で書いています。
パラダイス 4-6 尼崎東
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
パラダイス | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 3 |
尼崎東 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | ✕ | 6 | 7 | 3 |
近畿統一リーグは9回制で実施。開会式の後に試合が行われます。
表の攻撃はパラダイス、裏の攻撃が尼崎東。
1回表のパラダイスは、1番松本が四球を選び出塁しましたが、後続が続かず。先手を取ることができません。
「両チームともにエースの投げ合いか?!」と注目が集まりましたが、パラダイスはエース・雪丸を温存。2回まで筒井がマウンドに上がります。
無失点で終えたい1回裏でしたが、パラダイスはバッテリーミスを連発。初回だけでなんとワイルドピッチ(捕手が投手の投球を捕り損ねてしまうこと)が3つ。1アウト3塁から、ホームに生還を許し、0-1といきなり追いかける展開になってしまいます。
それでもパラダイスは、2回表に1アウト満塁から、9番松野がセンター前に落ちるポテンヒット。この間に2人が還り、2-1とすぐさま逆転に成功します。
2回裏、3回表は両チームとも無得点で迎えた3回裏の尼崎東の攻撃。
ここで、パラダイスはエース・雪丸をマウンドに送ります。
しかし、この日の雪丸は制球が定まらず、四球を連発。先頭・西本に四球で出塁を許すと、2番・庄田には右中間をやぶるスリーベースヒット。西本が一気にホームへ還り、同点に追いつかれます。さらに、続く山崎にもレフト前へ落ちるタイムリーヒットを浴びて、2-3と逆転されてしまいます。
その後は両チーム無得点で迎えた、6回表のパラダイスの攻撃。
2アウト3塁から、1番・森本がライト前へタイムリーヒットを放ち同点に。相手のエラーもあり、この回さらに1点を追加し、4-3とついに逆転に成功します。
OMBL決勝戦で「先頭バッターを抑えられるように意識して投げたい」と話した雪丸。マウンドに上った3回こそは先頭に出塁を許しますが、その後は抑えていました。7回裏も先頭バッターを抑えますが、その後、四死球とヒットで満塁に。このピンチで6番阿部にライトへのタイムリーヒットを打たれ、同点(4-4)に追いつかれます。
その後、2アウト2塁3塁から7番野々村の打席で、キャッチャー・藤岡の3塁けん制が悪送球に。その間に3塁ランナーが還り、逆転(4-5)を許します。
ランナーを出すものの、あと1本が出ないパラダイス。次に得点を入れたのも尼崎東でした。
2アウト1塁から、2番庄田のレフトオーバーのツーベースヒットで、1塁ランナーがホームへ生還(4-6)。痛恨の追加点を与えてしまいます。
雪丸に勝ちをつけたいパラダイスでしたが、尼崎東の継投にやられ、追加点が奪えず。最終回もランナーを出しましたが、4-6で尼崎東が勝利しました。
MVPは、3回に逆点タイムリー、3番手として好救援を見せた尼崎東の山崎。
パラダイスの松本監督は、「エースで負けたらしょうがない。悔いはありません」と試合を振り返ります。
昨年度も統一リーグに出場したパラダイス。連勝とはなりませんでした。
大阪(OMBL)選抜 5-10 兵庫(KSL)選抜
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大阪選抜 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 5 | 8 | 7 |
兵庫選抜 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 | 2 | 0 | ✕ | 10 | 12 | 2 |
選抜チームは、今シーズン打撃タイトルや投手タイトルに輝いた選手を中心に、各チームから選出。
パラダイスの敵を取りたい大阪選抜でしたが、兵庫選抜のエース・三浦の前になかなかサードを踏むことができません。
逆に兵庫選抜は、投打が噛み合い、終わってみれば10得点で快勝。
試合は1回裏からいきなり動きます。1番伊藤にヒットで出塁されると、2番柏木が左中間を破るタイムリーツーベースヒット。伊藤がホームへ還り、先制を許します。さらに、送球の間に柏木は3塁に。3番ケントはサードゴロでしたが、サードがファーストへ悪送球、その間に2点目を奪われてしまいます。
その後、両チームとも無得点で迎えた4回裏。1アウトから、7番三浦にヒットを許し、8番南部もサードのエラーで出塁(1塁、2塁)。9番大崎を見逃し三振に抑えますが、1番伊藤隆に死球で満塁。そして、2番柏木の内野安打で0-3と離されてしまいます。
5回裏から大阪選抜はピッチャーを竹内に交代。5回は無得点に抑えますが、6回裏にエラーも絡んでまさかの5失点。0-8と一方的な試合展開になってしまいます。
毎回ランナーは出すもののあと1本が出ない大阪選抜、無得点のまま7回表へ。2アウトながら1塁、3塁と得点チャンス。ここで2番木佐貫がレフト前へタイムリーヒットを放ち、ついに1点を返します(1-8)。
このまま流れを引き寄せたい大阪選抜でしたが、7回裏にも2失点し、1-10と再び離されてしまいます。
三浦を打ち崩せなかった大阪選抜にとって、投手交代はチャンス。すると、2アウトながら2つの四死球で1塁・2塁。8番竹内がレフト前タイムリー(2-10)、満塁から1番早野が押し出し四球で、3-10と徐々に点差を縮めます。さらに2番木佐貫がレフト前に2点タイムリーヒットを放ち、5-10と面白い試合展開に。
8回裏、この試合初めて兵庫選抜を三者凡退に抑えた大阪選抜。流れを掴んだように思えましたが、9回表は死球での出塁のみ。5-10で試合は終了しました。
MVPは、兵庫選抜・先発の三浦が初受賞。
閉会式でOMBL藤原会長は、「今年はコロナ禍でのシーズンで、リーグ発足以来、初の中断も経験。お互いに苦しいシーズンでしたが、無事に終えられて良かった。今後は2府県だけでなく、他の近畿圏のチームにも参加してもらって、近畿草野球界を盛り上げていきたい」と話しました。
今年は兵庫が2勝をあげ、大阪は昨年度の返り討ちに。しかし、草野球は勝ち負けではありません。
野球が好きでやっているんだから!
大阪マンデーベースボールリーグ
日時:2月から12月まで
場所:東大阪市近辺の野球場
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