近鉄ライナーズの新人選手を紹介する「ライナーズの新人さんいらっしゃ～い！」。第3回は、浅岡勇輝選手です。

京都府出身の22歳。京都産業大学(以下京産大)のプロップとして第一線で活躍し、2014年度の関西大学Aリーグベストフィフティーンにも選出されました。大学卒業後、ライナーズに入団。トップリーガーの第一歩を踏み出した浅岡選手にインタビューです！

人懐こい笑顔の浅岡選手。若さあふれる新人です。

ー熊崎選手、吉井選手に続き、3回目のインタビューです。前のお二人は移籍でしたが、浅岡選手は大学を卒業して初めてのチームなんですよね。

浅岡　はい、今年京産大を卒業しました。

ー京産大といえば、スクラムのイメージです。

浅岡　そうですね。スクラムで圧倒して、流れをつかんでトライにつなげる。京産大は、昔からずっとその方針です。練習は3対3から始め、5対5、8対8と人数を増やしていくんですけど、これがもう大変で。スクラムだけで練習が終わる日もありました。

ーええっ、練習量半端ないですね！2014年は大学リーグで準優勝されましたが、スクラムの功績も大きかったように思います。

浅岡　みんなが一体になって戦ったことはもちろん、キャプテン(現神戸製鋼の梁正秋選手)の統率力があったからですね。

ー浅岡選手自身は、昨年の関西大学Aリーグベストフィフティーンのプロップ3番にも選ばれましたね。

浅岡　めちゃくちゃ嬉しかったです。京産大のFWから選出されるのは、何年かぶりだったので。

ーそうだったんですか！

浅岡　京産大での3番って、自分たちにとって「ブランド」のようなものなんです。それだけチームにとって重要なポジションなので、OBの方からもすごく褒めてもらいました。

トップリーグで戦える体を作り上げるため、日々トレーニングに励みます。

ー3番ブランド、かっこいい…。OBといえば、三原選手も京産大出身ですが、ライナーズに入る前にアドバイスなどもらったんですか？

浅岡　はい、入団前に相談すると親身になって話をしてくださいました。三原さん、普段はちょっとツンツンしてるんですが(笑)、めっちゃ優しいんです。

ーツンデレってことですか(笑)京産時代はキャプテンもされていましたし、面倒見よさそうですよね、三原選手。

浅岡　言いすぎると「そういうこと言うなよ」って怒られますけど(笑)でも、先輩がチームにいるのは心強かったです。

「三原先輩」の話をする浅岡選手はどこか嬉しそう。

ー入団の決め手の一つになったということですか？

浅岡　はい。それに、ライナーズは子供のころから応援していたチームなのでなじみ深かったです。よく花園へ観戦しに行ってましたし。重光選手、佐藤選手は僕が子供の頃から活躍していたので、憧れていました。

ー憧れの選手とのプレーが実現したんですね！

浅岡　そうですね。一度ファンサービスで、重光選手からハンドスパッツをもらったことがあるんです。それがめちゃくちゃ印象に残ってるんですが、おそらく本人は覚えていない思います(笑)

ー昔からライナーズとは縁があった、ということでしょうか。

浅岡　近鉄電車も好きでしたし。時刻表を集めたりしていました。

ーそれは鉄オタ的に？

浅岡　いや、そこまで詳しくないんですが、時刻表見ながら友達と「駅名だとどれが強い？」って連想ゲームのように遊んでました。難波や西大寺は主要な駅だから強い、とか(笑)ちなみに最強は、宇治山田でした。

ー出ました、伊勢神宮の最寄駅ですね！そういえば近鉄社員として、社業もこなされるんですよね。今は研修の期間ですか？

浅岡　研修は終わって配属が決まりました。鶴橋駅で勤務しています。強さでいうと、けっこう強い方ですね。

ーですね(笑)仕事との両立大変だと思いますが。

浅岡　大変ですね。でも少しずつ慣れてきたので、まずはケガをせずに試合に出て、チームに貢献していきたいです！

ー初試合、楽しみにしています。ありがとうございました。

プロップ3番のお姫様抱っこは、さすがの安定感！すべてをゆだねられます。

人懐こい性格で、すでにチームになじんでいる浅岡選手。大学時代に培ったプロップ魂を、試合で存分に発揮する日が待ち遠しいですね。
次回は同志社大学の前キャプテンのあの選手を紹介します。待て次号！

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