F.C.大阪、後半にうまく修正し2得点ポルベニル飛鳥を下し、天皇杯2回戦で湘南ベルマーレと対戦へ

2021年5月23日(日)、天皇杯1回戦が行われ、大阪府代表のF.C.大阪は奈良県代表・ポルベニル飛鳥と対戦しました。

会場は、ロートフィールド奈良。

結果は2-0で勝利。2回戦ではJ1リーグ所属の湘南ベルマーレと対戦します。
この試合の見どころはこちら↓↓

2021.05.21

2021年5月23日(日)天皇杯1回戦、F.C.大阪vsポルベニル飛鳥の見どころを紹介

東大阪市にホームタウンを置き、Jリーグ入りを目指すF.C.大阪。現在はJ3リーグの1つ下、JFL(日本フットボールリーグ)で戦っています。今シーズンは3月14日に開幕し、FC刈谷に3-0で快勝しました。その後も負...

リーグ戦ではほぼメンバーを固定しているため、日程過密による疲労を考慮して、普段とは違うメンバーで臨みます。

この試合のスターティングイレブン。キャプテン・DF岩本知幸が戻ってきました。

対戦相手のポルベニル飛鳥は、関西サッカーリーグ1部に所属。F.C.大阪が所属するJFLの1つ下のリーグです。それでも奈良県予選の決勝戦では、JFL所属の奈良クラブを倒しての出場。決して侮れない相手です。

この試合、F.C.大阪はポルベニル飛鳥に上回っていた点が2つあります。
・修正能力
・体力

1つめの修正能力。
前半はポルベニル飛鳥の素早いプレスや自分たちのミスで、うまくボールを持つことができません。チャンスもあまりなく、カウンターから失点のピンチを招いてしまう場面も。

フリーキックからピンチも。

言い方は悪いですが、「これでは勝てない」とホッケー梶間は感じていました。
それでも0-0で前半を折り返します。

「中央でボールを保持したかったので、後半からMF町田蘭次郎とMF澁谷雅也を投入し、FW木匠貴大を1トップに変更。相手が中央に寄ってきたら、MF後藤準弥と齊藤隆成に外側から上がるように指示しました」と、塚原真也監督。

試合終了後、記者会見に臨む塚原監督。

すると、後半はチームが変わったかのようにチャンスが生まれます。
相手がボールを持った瞬間にプレスを掛けてミスを誘い、そこで奪えなくても2人めで奪うなど、後半は終始試合を支配。

試合が動いたのは後半20分。F.C.大阪が右サイドでパスを繋いで後藤がセンタリングをあげます。このボールを齊藤がダイレクトボレーシュート。

相手のマークを外して、シュートを打つ齊藤。

ゴール左隅に決まって、F.C.大阪が先制します。

アシストの後藤と抱き合う齊藤。

そして、F.C.大阪が上回っていた点の2つめは、体力。
これまで両チームはリーグ戦を戦っている疲労がある上に、今日はかなりの暑さでした。
後半になって特にポルベニル飛鳥の選手は運動量が落ちてきました。一方のF.C.大阪は、後半になってもどの選手も走り続けます。今年のF.C.大阪は、90分間激しいプレスをかけて相手のボールを奪いにいくので、特に体力が必要。日頃のトレーニングから走り込みができているので、今日の結果に繋がったといえるのではないでしょうか。