東大阪市をホームタウンとし、今季からJ3リーグを舞台に戦うFC大阪。
4月23日(日)、この日はリーグ戦ではなく第28回大阪サッカー選手権大会兼天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会大阪府代表決定戦の準決勝が行われ、大阪学院大学と対戦しました。結果は2-1で勝利。決勝へと駒を進めました。

試合終了後、ファン・サポーターとよろこびを分かち合う選手たち。
天皇杯は大学〜J1までのチームが参加することが可能なカップ戦。日本一強いクラブを決める大会です。FC大阪は昨年、大阪府予選で決勝戦まで進みましたが、関西大学に0-2で完敗。2年ぶりの本戦出場を狙います。
J3所属のFC大阪は大阪府予選の準決勝から登場。予選を突破してきた大阪学院大学とJ-GREEN堺にて対戦しました。
GK櫻庭立樹、DF谷口智紀、MF木匠貴大、MF禹相皓(ウ・サンホ)、FW今村優介、FWンダウ ターラがスタメンに、またベンチにはDF岩本知幸、MF日髙慶太、MF澁谷雅也、MF吉馴空矢と、リーグ戦では出場機会が少ない選手が多く名を連ねます。

この試合のスターティングメンバー。
「学生相手という意識はなかったですが、守備での球際が緩かったり入りに硬さがありました」と志垣良監督。
その言葉通り守備の乱れから、前半10分にサイドからのクロスに頭で合わされて先制点を許します。

リーグ戦ではスーツ姿にネクタイが印象的な志垣監督(左)。この日はカジュアルな服装に。
開始早々に追いかける展開となってしまいましたが前半15分、相手のディフェンラインの裏に飛び出した木匠へのファールで相手選手にレッドカードが。数的優位となり、FC大阪が絶えず攻撃を仕掛けます。しかし、相手GKのファインセーブやシュートが枠を外れてしまい、なかなかゴールは生まれません。結局0-1とリードを許したまま後半へ。
次に試合が動いたのは後半7分。左サイドからのコーナーキックからDF舘野俊祐がミドルシュートを放ち相手GKに止められるも、このこぼれ球を木匠が押し込んで同点に。

ゲームキャプテンも務めた木匠。
勢いに乗るFC大阪は後半13分に日高、澁谷、吉馴、後半26分にFW古川大悟と攻撃的な選手を投入しポジションを入れ替えると、後半29分に吉馴のセンタリングに今村が頭で合わせて逆転ゴールを挙げます。

得意のヘディングで決勝ゴールを決めた今村。
その後は危なげなく守りきり、このまま2-1で試合終了。2年連続での決勝戦へ駒を進めました。
決勝戦は5月7日(日)。J-GREEN堺S1天然芝メインフィールドにて、昨年敗れた関西大学と対戦します。関西大学は準決勝でJFL所属のFCティアモ枚方に2-0で勝利していて、今年も侮れないチーム。リーグ戦に勢いをもたらすためにも、今年こそは大阪府代表の座を掴み取ってくれ。
ちなみに決勝戦の様子は、NHK総合(大阪)にて生中継されます。
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