RWCスタジアムめぐり①福岡・レベルファイブスタジアムはこちら
2月13日(土)、2019年ラグビーワールドカップ(RWC)が開催される愛知県豊田市豊田スタジアムにて、トップリーグオールスター FOR ALL チャリティーマッチ2016 トップリーグXV対ヒトコミュニケーションズサンウルブズが行われました。
例年、オールスターと言えば花試合。おまつりムードで勝敗も関係なく、和気あいあいと試合が進むのですが、今年はガチンコ勝負。2月26日開幕のスーパーラグビーに、今年から参入するサンウルブズの壮行試合を兼ねているからです。
日本初の取り組みの開始に、試合が行われる豊田スタジアムも熱気に包まれました。
豊田スタジアムは、名鉄豊田市駅から東へ徒歩25分ほど。時間には余裕を持って、観戦に出向きたい距離。
矢作川にかかる豊田大橋を渡ると、見えてくる巨大な建造物こそが、豊田スタジアム。2001年完成、最大収容人数45,000人のスタジアムは、2002年FIFAワールドカップ開催に向けて建てられました。
Jリーグの名古屋グランパスエイトのホームゲームや、FIFAクラブワールドカップで使用するなど、フル稼働。花園ラグビー場がぜひお手本にしたいスタジアムです。
この日はオールスターということもあって、会場の内外はかなりのお祭りムード。
飲食屋台が立ち並び、場内にもガレージセールやトークショーなど、そこかしこで人溜まりができています。
試合開始直後、トップリーグXVのサントリー・江見がインターセプトからトライを奪うと10000人のファンから「大丈夫か?」と声が上がります。
しかし、代表に準ずると位置づけられるサンウルブズ。10ピシのゲームメイクも光り、確実に敵陣に入ってボールをキープします。なんと前半のボールキープ率は70%超。前半は10−26でサンウルブズがリードして折り返します。
「壮行試合」「オールスター」とスペシャルな試合だと感じさせたのは、後半。両チーム次々にメンバーが入れ替わると、顔ぶれが一新します。リーグ戦ではメンバーは23人。しかしこの日のサンウルブズは32人が登録。出てくる出てくる、新しい顔ぶれが。しかしそのためか互いに連携のミスが目立ち始めます。
後半18分、トップリーグXVに豊田自動織機の大西将太郎が登場すると、大きな拍手が。タックルを見せ、コンバージョンを決めるとスタンドから歓声が上がりました。
結果は24−52でサンウルブズが圧勝。地力の高さを見せました。
MVPは10トゥシ・ピシに。スポンサーのスシローから「1000皿無料」が贈呈されると「スシ・ピシ!」とダジャレで祝福する声が聞かれました。
サンウルブズの堀江キャプテンはFWとBKの連携について「時間がなかった割にはうまく行った」と問題を認識しつつ、現段階での仕上がりの良さを強調。今後の進化に期待したい内容でした。サンウルブズは、2月27日(土)秩父宮ラグビー場でのスーパーラグビー初戦に向け、さらにトレーニングを続けます。
トップリーグはこれで完全に今シーズンが終了。来シーズンは、16チーム総当りとの声も聞かれますが、果たして、どんなリーグになるのやら。
激動の日本ラグビーの行く末を、週刊ひがしおおさかはオフシーズンでも関係なく、追い続けます。
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