大相撲・武蔵川部屋が花園ラグビー場を宿舎にするというビッグ・ニュース。
週ひがでは、第一報として「花園ラグビー場が武蔵川部屋の宿舎に!土俵ができる場所を確認してきました。」とお伝えしました。
3月13日(日)より始まる大阪場所に向け、土俵も完成し稽古もいよいよ開始されたとのことで、取材に行ってきました。
いつもは駐車場として利用されているスペースの一角に現れた「武蔵川部屋」ののぼりと、プレバブの建物。
稽古場は、誰でも見学可能。ということで、記者も早速入ってみると、
髷を結った力士たちが、ぶつかり稽古や股割り、四股など土俵の上で稽古に励んでいます。本場所に向けて、ペースアップをしている時期とのことで、大迫力です。
「現役時代はずっと衣摺に宿舎がありました。今回、関係者の皆さんに尽力いただいて、花園ラグビー場に来ることができました。」と話すのは第67代横綱元武蔵丸の武蔵川親方。総勢14人の力士を率いています。
稽古中に指導するのは、武蔵川親方と元小結垣添の雷(いかづち)親方。相撲ファンにはたまらない光景です。
「最有望力士は?」という記者の質問に「まだまだ、そんなレベルじゃないです。相撲でもその他でもやることがたくさんあります。」と親方の言うとおり、どの力士も若い。10代後半から20代前半の、少年の顔立ちを残した面々です。そのせいか、稽古中に飛ぶ親方からの激も、技術的な精神的なことだけでなく「ちゃんと自分で考えろ」「周りをよく見て学ぶんだ」など人間教育にも及びます。
「絶対に相撲をやめてからの方が人生は長いですし、普通の会社のほうが厳しいんです。それに人間としてしっかりしていないと、相撲は強くなれません。」
そう言って稽古を見守る親方の目は、父親のそれ。師弟を超えた愛情を感じさせられます。
稽古は毎日7時30分から。見学は自由にできますが、私語は厳禁です。静かに稽古を見守りましょう。土日はもしかすると、結構な人手になるやもしれません。
大阪の風物詩である、大相撲大阪場所。今年から、武蔵川部屋の若者を応援するという、楽しみが追加されました。今から初日が待ち遠しいですね。
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