<東大阪スイーツ図鑑 #41>五條堂〜鴻池に咲いた和スイーツ花火〜
和菓子も好き、洋菓子も好き。どっちかなんて選べない。今回は、そんな人に行ってもらいたいスイーツ店を紹介。鴻池新田の「御菓子司 五條堂」です。
一見すると和菓子屋さんですが、それだけじゃありません。少し不思議な「五條堂」の世界へ、いざ!
■和と洋が融合した、和テイストスイーツ
店内へ入ると、目に飛び込んでくるのはわらび餅や最中、団子といった色とりどりの和菓子。しかしショーウィンドウに目をやると、マカロンやロールケーキ、フルーツを使った大福など、洋菓子・創作菓子も顔をのぞかせます。
「父が伝統的な和菓子を、私が創作菓子を担当しています」と現れたのはスタッフの柴田彩さん。
彩さんのお父さんが1975年に創業した「五條堂」は、今年で41年目。「現在の場所に移転して16年。その前は、同じく鴻池新田で和菓子店と洋菓子店の両方をしていたんです。」
なるほど!それで、和菓子も洋菓子も。どちらのスイーツも同じ店舗でできるよう、リニューアルを兼ねて現在の場所に移ったのだとか。
■鴻池に咲く「鴻池花火」
親子二代で営む「五條堂」。時代によって形を変え、新しい和菓子の形にもどんどん挑戦しています。その一つとして生み出されたのが、「鴻池花火」(360円)。オレンジ、パイナップル、フランボワーズ、ブルーベリー、バナナ。5種のフルーツとこしあん、生クリームがぎっしり入った、大きな大福です。
大きな花火大会がない鴻池新田。「それならば」と思い立った彩さんは、花火を和菓子で表現。
断面はまるで花火のよう。地元を盛り上げるべくして生まれた、見た目もおいしい和スイーツです。
■新和菓子は細部まで可愛い
和と洋が合織りなす新スイーツは、細かなところにまでこだわりが。「フルーツ大福」は包み紙を紐で結んでみたり、マカロンの詰め合わせには、箱にマスキングテープを使ってみたり。
「洋菓子の箱には、店舗名も洋風に。私、なんでもアルファベットで書いちゃうんです(笑)」と柴田さん。
もちろん、創業当時からのロングセラー商品も大切にするのが「五條堂」。
お父さんが丹精込めて作る「祭り餅」はふれあい祭りなどのイベントや、東大阪のアンテナショップ「まいど!東大阪」で販売されるなど、根強いファンを持つ逸品です。
親子二代、伝統の和菓子と新しい創作スイーツを生み出し続ける「五條堂」。「東大阪春のスイーツスクラム」にも出店予定です。
これからどんな新商品が飛び出すのか?まずは鴻池に咲く花火をご賞味あれ。
■御菓子司 五條堂
住所:東大阪市東鴻池町1-5-7
営業時間:9:00~20:00
定休日:火
駐車場:あり
アクセス:鴻池新田駅から東へ徒歩15分
※祭り餅写真提供:五條堂
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