梱包をスピードアップ!速さを求めるサンコーの物流
- 2016/9/5
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- サンコーインダストリー, 梱包
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8月某日。商品の梱包を自動で行う設備を導入したサンコーインダストリー株式会社の物流センターを取材しました。
ありとあらゆるねじを扱う専門商社で社員数300人を超える中堅企業。社長の奥山淑英さんは頬から顎にひげを生やしダンディーな印象でとても気さくな方です。

奥山社長(写真中央)に案内してもらいました!
段ボールをおる、テープで貼る、送り状を貼る、の3ステップをこの1台でできる優れものの自動梱包機がこちら。

一連の動きが、スピーディーに!
これまでは30~40人が行っていた作業が超効率化されるよう。機械はガラス張りでアームの動きが丸見え。まるでロボットアニメのようで、ロボット好きにはたまりませんでした。
動きに見とれていると、「検品やってみない?」と唐突な奥山社長の一言で体験することに。段ボールに入った商品が注文書通りの商品かどうかを確認する作業です。
段ボール、注文書それぞれについているバーコードをコンピューターに読み込ませるシンプルな作業です。間違えると違う商品を届けてしまうことになるそうです。
梱包された商品は1階へ運ばれ、お客さんのところへ搬送。こんな流れをしているのですね。日常では見ることができないところです。
ところで、毎日搬出されるたくさんのねじはどこで保管されているのか。ということで奥山社長の案内で3階へ。そこには見上げるほどの大きな棚が!

全社でおおよそ9万点ものねじを保管しているとか。

高いところで、小学生のようにテンションがあがっちゃいました。
このような倉庫であっても時間をかけずにお客さんへお届けする工夫もしています。過去の実績から、お客さんごとに注文が来る時間や商品などの傾向をつかみ、ある程度予測しながら梱包し、注文に対して迅速な対応をするそうです。「予測がほぼ的確。でもまれにイレギュラーもあるんです。そのときは仕方ないと割り切って対応することも重要なのです。」と奥山社長。
最後に、こんなユニークなものを見つけました。新入社員が毎年、意気込みや目標を「新入社員憲法」として社内に掲示するのだとか。
過去のデータから予測するほど真剣に取り組み、それでいて新入社員の遊び心がいっぱいの企業を動かす奥山社長の素顔を少しでも知りたくて、「趣味は何ですか?」と聞いてみました。すると「うーん…仕事!仕事をしているときが一番楽しいですね(笑)」と笑いながら応えてくださいました。
大きな倉庫を持ち、効率的に動かし、注文の予測までしてしまう。大掛かりですごく大変なことですが、それが「趣味」なら、こんなに楽しいことはないなと、取材をして感じました。
■サンコーインダストリー株式会社 東大阪営業所・東大阪物流センター
住所:東大阪市本庄西1-5-13
TEL:06-6745-8135
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