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ノーサイド!トップリーグ2017 File.1 野口大輔選手
坪井新監督の元、「MOVE FIRST」で今シーズンを駆け抜けた近鉄ライナーズ。
最終13位と苦しい結果になりましたが、選手たちはたくさんの名場面を見せてくれました。
週刊ひがしおおさかでは、今シーズン活躍した選手4名に恒例のインタビュー!1年を振り返ってもらいます。
第1回は、野口大輔選手。新人ながらもトップリーグ10試合に出場。キッカーとしても大活躍しました。チーム内での新人賞に輝き、スター選手の仲間入りを果たしたと言っていい活躍です。
ーお久しぶりです。野口選手とこうやってお話しするのは、新人インタビューのとき以来ですね。
野口 本当ですね、よろしくお願いします!
ーうう、いつ見てもにこやか。1年お疲れ様でした。もうすっかりチームに馴染んでますね。同期の田中選手、尾池選手とよく一緒にいるところを見かけますが、仲…良すぎませんか?(笑)
野口 仲良いですねぇ。この前も3人でブラジル料理を食べに行きました。田中は食事にストイックなので、ラーメン行こうって言っても絶対ついて来ないですが、ブラジル料理には来ました(笑)。
(この後、同期でブラジル料理を食べた話が10分ほど続く)
ーはっ、すみません。趣旨からかなり外れてしまいました。ええと、「ノーサイド!トップリーグ」は選手に今シーズンの総評をしてもらうという企画なんですが、野口選手にとってどんな1年でしたか?
野口 勉強になった1年です。SOだけでなく、FBにはじまりCTBと、色々なポジションを経験できたので。
ー大学時代を知っているファンからすると、新鮮でした。
野口 僕も新鮮でした。違うポジションだからこそ得ることがあって、本職を一歩引いた目線で見られるようになりましたね。
ーデビュー戦はいきなりFBでの途中出場でした。クボタ戦です。緊張しましたか?
野口 前日は緊張して寝られなかったです。でも、当日はまったく。東海大同期で現クボタの近藤英人選手が出場していたんです。だから、どちらかというとめっちゃ燃えました。途中出場ですが、デビュー戦で勝ててよかったです。
ーおお、メンタルが強い。
野口 ただ、自分のせいで負けたと感じる試合もありました。例えばHonda戦。
ーこちらも、FBとしての出場でしたね。
野口 はい、この試合では焦ってうまくできなかったです。相手との距離感がSOとは違うので、ボールをもらった後、
ーなるほど。CTBを経験される試合もありましたが。ヤマハ戦、豊田自動織機戦、後は入替戦ですね。
野口 そうですね。ここでも課題は見つかりました。迷ったら突っ込んでいくのがCTBなんですが、そうしないといけない場面でオシャレにパスしてしまって…(笑)
ーオシャレに(笑)
野口 やっちゃいましたね。でも、だからこそ「CTBならこういうところでボールがほしい」とか、SOではわからない目線で見ることができました。そこは収穫です。
ー確かに、今のうちにたくさんのポジションを経験するのは良いことですね。思い出深い1年だったと思いますが、公式戦初トライを決めた豊田自動織機戦は、特に思い入れがあるんじゃないですか?
野口 それが、トライを取った時のことを全然覚えてないんです。
ーえっ、そうなんですか?かなり嬉しいできごとだと思いますが…。
野口 確かに嬉しかったです。ただ、それよりも、キックがどうだったか。そこで貢献したいという思いが強いので、自分がトライを取ったことってあまり重要ではないんです。
ーあー、なるほど。いかに自分の役割をまっとうしたか、なんですね。キックが光った試合といえば、外せないのはヤマハ戦。総得点の12点を、すべて1人のPGで奪いましたね。
野口 あの時は、風上に立っていたのでラッキーでした。キックは決めたらヒーローになれますし、ダメなら「はい次!」と思うことにしてます。プレッシャーは感じません。気持ちを切り替えるのが早いので、そこが自分の良いところかなと思います。
ーめっちゃポジティブですね。
野口 よく、言われます。そうじゃないとキッカーは務まらないですから。
ーそういえば、野口選手が出場した日は、試合後に毎回お話を伺いました。そのとき、いつもすべてのキックを覚えていて、どこがどう良かったか、どうダメだったかをすべて話してもらって…「この選手はものすごい戦力になるぞ」と思いました。
野口 いや、そんな。全然まだまだです。ただ、外したときって軸足や体の位置など、蹴る瞬間になんとなく分かるんです。ヒットした時の感触が全然違う。僕の中で一番いいキックは、ボールに当たったかどうか分からないくらいの感触があったとき。左右変わらず蹴ることも課題ですし、まだ満足してません。
ーう~ん、すごい向上心。来シーズンも、野口選手の活躍が楽しみです。今後、伸ばしていきたいところはどこでしょうか?
野口 そうですね…ディフェンスのタックルミスをなくしていくこと。ボールキャリアになった時、
ーありがとうございます。新人インタビューのときからあまり間を空けていないんですが、アレ、お願いしていいですか?
野口 お姫様抱っこですね、大丈夫ですよ(笑)
持ち前の明るさと分析力で、ますます成長する野口選手。様々なポジションで吸収した経験は、必ず来シーズンにつながることでしょう。より洗練されたキックを見逃すな!
次回は、第1列からあの選手が週ひがに初登場します。
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