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ノーサイド!トップリーグ2018 File.3 田淵慎理選手
- 2018/2/20
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- ノーサイド!トップリーグ, ノーサイド!トップリーグ2018, 田淵慎理, 近鉄ライナーズ
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近鉄ライナーズの選手に今シーズンの総括をしてもらう「ノーサイド!トップリーグ」。
今回はFWからピックアップ。FL/No.8の田淵慎理選手です。
昨季の大けがを乗り越え、今季はトップリーグ14試合に出場(順位決定トーナメント含む)。プレーヤーでありながら、自他ともに認める大のラグビーマニアである田淵選手に、シーズンを振り返ってもらいました。
ー今日はよろしくお願いします。田淵選手はアスリートとしてだけではなく、ラグビーマニア…もといラグヲタとしても色々お話を聞けたらと、今日に臨みました。
田淵 お願いします(笑)。
ー相変わらず、Jスポーツでの試合観戦が多いですか?
田淵 はい、良い試合は録画してでも観ます。そうしないと落ち着かないですね。
ーなかなかのガチ勢だ…。
田淵 元々サインやラインアウトを研究することが好きだったので。ラグビーが好きすぎて、ほかの競技に疎いんですが(笑)。野球やサッカーの試合を丸々1試合見たことは…多分ないです。
ーその姿勢、大好き!ラグヲタ気質を見込んで、田淵選手に試合後インタビューさせてもらう時は、密かにテーマを作っていました。
田淵 え、そうなんですか?
ー相手チームですごいと思った選手を、できるだけ聞くようにしていました。
田淵 何を言ったか全然覚えていないです。
ー相手の外国人選手の話をたくさん話してくださいました。今振り返って、印象に残っている選手はいますか?
田淵 試合ごとに話すとキリがありませんが、サントリーではキャンベル・マグネイ選手やマット・ギタウ選手。プレー全部が自分と違っていました。東芝戦ではリアム・メッサム選手とプレーできたのがうれしかったですし…。
ー次から次へと出てきますね。やはり外国人選手の強さが印象に残っているんですね。
田淵 差を感じることも多かったですが、良い刺激になりました。
ーそういえば、入団初年度はピエール・スピース選手(2015-2016シーズン ライナーズ在籍)に目を輝かせていましたね。
田淵 はい。ちょっと話がそれるんですが、大学の頃「もういろいろ経験できたし、(プレーするのは)もういいかな」と一瞬考えた時期があったんです。でも、ライナーズに入り、彼とプレーしてみて「やっぱり自分にはまだまだやることがあるな」と思いを正すきっかけを作ってくれました。
ーおお~、そんなことが…。目の前でスター選手がプレーしていること自体が刺激になったんですね。さて、今シーズン印象に残った試合についてもお聞きしたいのですが…。
田淵 誤解を恐れず言うと、今シーズンの試合で一番面白かったのはドコモとの順位決定戦が楽しかったです。
ー楽しかった。言わんとしていることはわかります。
田淵 どちらも本当に負けられない戦いで、向こうが気持ちをぶつけてきたのをぼくらが受けて…という競り合いがとても心地よくて。ペナルティの多いゲームでしたが、チームの雰囲気もいつもと違っていましたし、本気のぶつかり合いが楽しかったです。
ー気迫がありましたね。
田淵 その試合で降格が決まり、試合直後にファンの元へ行ってあいさつをした時にグッと来て、ポロポロと泣いてしまいました。
ーご自身にとって、降格は初めての経験ですよね。
田淵 はい。昨シーズンプレーができなかった分、今シーズンでチームに貢献したかったのですが。来季に向けて気持ちを入れ替えるしかないです。
ー昨シーズンは第2節で負傷。それ以降は出場できず、苦しかったと思います。
田淵 これほど長い間プレーができないのは初めてのことでした。でも、その期間しっかり準備をしていたので、成果は今シーズンで出たと思います。
ーほとんどの公式戦に出場できた、という成果でしょうか。
田淵 というよりも、走る量やダッシュ力の数値が上がっていて、パワーアップした実感がありました。けがで出られなかった期間には意味があったんだな、と。
ーなるほど。これからのライナーズを支える一人として、ファンは田淵選手にとても期待しています。だからこそ厳しいことをお聞きするのですが、今のチームに足りないものってなんでしょう?
田淵 今季はすべてが足りていないと感じたシーズンでした。特にサントリーとの試合では差を感じましたね。1人1人のレベルがまだまだトップレベルに届いていないので、全体的に上げていかないといけません。
ー全体的なレベルアップ。
田淵 環境が変わったので、新しいステージでのテーマをもつべき、という話もチームで出ています。
ー新しいチームのカラーを出していく、ということでしょうか。
田淵 はい。降格を機に強くしないと、トップチャレンジで過ごす意味がありません。その中でぼくはNo.8でもFLでもこだわりはないので、試合に出続けてチームに貢献していきたいですね。
ー田淵選手には、サンウルブズや日本代表も期待しちゃいます。
田淵 もちろんチャンスがあれば、ぜひ挑戦したいです。自分自身がプレーをさらに楽しむためにも、もっともっと上のプレーを目指します!
ー「自分がプレーを楽しむため」。田淵選手らしい締めくくり、ありがとうございました。
ライナーズの選手として、1人のラグヲタとしてチームを支える田淵選手。強い選手とプレーしラグビーを楽しみたいという、エンジョイ精神がビシビシと伝わってきました。来シーズンのさらなる活躍に、大注目です。
次回はゲインを切りまくったあの選手が登場予定!お楽しみに。
【関連記事】
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コメント
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いつも楽しんで見させてもらっています!お姫様抱っこの記念写真、なかなかユーモアがあって素敵で大好きです!
いつもアップの写真ですがこれからは是非少しアングルを遠ざけて撮ってみてください!鍛えられた選手の身体も全体的に写すともっとダイナミックなお写真が撮れると思いますよ!
ありがとうございます!今度試してみます〜。
期待しています!僕もこんな綺麗な方と記念写真撮ってみたいものです!笑
グラウンドで見かけたら声をかけてください(笑)
お姫様抱っこでの記念写真なんて憧れます!