「ラグビーのまち」から「スポーツのまち」へ。ウィルチェアースポーツを通した東大阪の挑戦
突然ですが、「ウィルチェアー」って知っていますか?
ウィル(wheel)は車輪、チェアー(chair)は椅子。そう、車いすのこと。中でも競技用車いすを指します。
2月24日(土)、若草町の「東大阪市ウィルチェアースポーツ広場」にて、ウィルチェアースポーツの体験会が行われました。
え?そんな場所があったの?いつの間に?どこに?という人も多いでしょう。
この施設は、昨年10月にオープンした東大阪市所有のウィルチェアースポーツ専用屋外広場。外環状線六万寺の交差点の北側、枚岡ポンプ場の北隣に位置しています。
予約をすれば一般利用も可能で利用料無料。ウィルチェアーの貸出(要予約)も行っており、現在は車いすソフトボールの練習場などに活用されています。
2019年のラグビーワールドカップ、2020年のオリンピック・パラリンピック、2021年のワールドマスターズゲームズ。世界的な大会が3年に渡り実施される「スポーツイヤー」に向け、東大阪市では今、スポーツに力を入れているのです。
「ラグビーのまち」から「スポーツのまち」へ。ラグビーワールドカップ開催地としての遺産を引き継ぎ、「スポーツ」「健康」に着目して新たなまちづくりを目指す壮大なプロジェクト。その一環として、この広場が生まれました。
広場のグランドオープンは10月29日でしたが、あいにくの雨でオープニングイベントは中止に。
今回の体験イベントが、広場初の大規模なイベントとなります。参加者や関係者など合わせて約150名が集まりました。
会場ではソフトボール、バスケットボール、レーサー体験など、ウィルチェアを使ったスポーツ体験コーナーが並びます。
体張る系記者・ミホロボはもちろん体験に挑戦。写真映えしそうなレース用のウィルチェアーに乗車してみました。
前屈に近い姿勢で座って手で車輪をこぎ、ハンドルを操作して方向転換。パッと見た感じは簡単そうですが、な、なんだこのハンドルは。重い!重いぞ…!方向を変えるのに一苦労です。
トライくんも駆けつけ、オープニングセレモニー、スポーツ体験、ブースへの訪問など仕事をこなします。
実は2月13日(火)に、大塚製薬株式会社と「スポーツを通じた健康づくりに関する取り組み」の連携協定を結んだ東大阪市。この日は大塚製薬ブースがお目見えし、トライくんもここぞとばかりにポカリスエットのオブジェを持ってPR。
体験会のオープニングセレモニーで、野田市長はこう話しました。
「この場所をスタートに、ウィルチェアースポーツができる拠点をもっとつくっていきたい。そして、ウィルチェアーの聖地と言われる東大阪へ。みんなが分け隔てなく、スポーツを楽しめる場所にしたい。」
環境の整備、企業との連携。東大阪全体がウィルチェアー、スポーツを楽しめる街へ。そんな希望が詰まった第一手が、この広場です。
東大阪市の核となる施策が始まろうとしています。
「スポーツのまち」の今後を占う、そんな体験イベントとなりました。
■東大阪市ウィルチェアースポーツ広場
住所:東大阪市若草町8-25(枚岡アクア駐車場西側)
施設開放日:土・日・祝日(平日は別途お問い合わせ)
営業時間:9:00~18:00(夏季営業のみ9:00~19:00)
利用料:無料
駐車場:あり。枚岡アクア駐車場(有料)
予約・お問い合わせは公式サイトから
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